ベンチャーキャピタルのメリット・デメリットを徹底分析


起業時などどうしても資金が必要な時に役立ってくれるのがベンチャーキャピタル(VC)です。銀行などからの融資が難しい時期であったとしても、将来性があると判断すれば出資をしてくれるのです。

しかしベンチャーキャピタルからの資金調達はメリットだけがあるわけではありません。デメリットも有るのです。

こちらではベンチャーキャピタルからの資金調達におけるメリットとデメリットについて徹底的に分析します。

 

VCによる資金調達のデメリットを徹底分析

・急に資金の回収が実施されることも

ベンチャーキャピタルはボランティアで出資しているわけではありません。ハイリスクハイリターンではありますが、一応はビジネス目的で行っているのです。

仮に企業としての成長が望めそうもない、と判断されてしまえば資金を引き上げられてしまう可能性があります。資金を回収されてしまえば、会社としても成り立たなくなってしまう可能性があるわけです。倒産になってしまうかもしれません。

ベンチャーキャピタルからの出資については、「一定の危険性もある」ということは認識しておくべきです。

・VCの意向が経営に大きな影響を与える

VCは株主でもあるので、一定の影響力を持っています。経営方針で対立してしまうと、なかなか事業が前に進まない、という可能性もあるわけです。

そもそもベンチャーキャピタルからの出資を受けると役員が派遣されてきます。その役員と対立することも十分に考えられるのです。日頃からベンチャーキャピタル側とある程度の意思疎通をとっておかなければなりません。

特に注意してほしいのが株式の保有比率です。仮にベンチャーキャピタル側が50%を超える株式を保有した場合には、経営権を握られたことになります。株式比率も考えた上で利用しなければならないのです。

・のちのち費用が発生することも

ベンチャーキャピタルの目的は株式の価格上昇です。いわゆる上場を狙っているのです。
しかし上場にはコストも発生します。将来的に一定の費用がかかってくる、というところもデメリットの一つとして入ってきます。

 

VCによる資金調達のメリットを徹底分析

・返済の必要がない

一般的に資金調達をしようとすると、毎月返済が必要になってくるのです。銀行融資も返済が必要です。ノンバンクのビジネスローンも返済が必要になってくるのです。
中には一定の据置期間をおいてから返済が始めるケースもありますが、返済があるということは今後の資金繰りに大きな影響を与える、ということでもあるわけです。高額の資金調達を行えば毎月の返済額が数十万円から数百万円に及ぶ可能性もあります。利益がしっかりと上がっている企業なら問題ないと思いますが、創業したばかりの時に高額の借金を背負うのは避けたほうが無難でしょう。

ベンチャーキャピタルはあくまで出資です。ですから毎月の返済金が発生することはありません。安定経営を行っていける可能性が高い資金調達方法なのです。

※株式による配当が必要になってくる可能性はあります(黒字のケースなど)。

・今度の資金調達に好影響を与える

実はベンチャーキャピタルを利用している、ということが金融機関に対するアピールになるのです。
「あの会社がベンチャーキャピタルから資金調達をしているので大丈夫だろう」と判断してくれます。

どこからも融資を受けていない企業というのは金融機関から見ると、どこから見ても魅力がない、となってしまうわけです。ベンチャーキャピタルが目をつけているということは、将来的に上場できる力を持っている企業なはずです。「将来的に上場できる企業であれば返済能力も高いだろう」となるわけです。

今後事業を拡大していくこともあるでしょう。数千万円の大規模な資金調達をしなければならない時が来るかもしれません。そんなときに備えて「前もってベンチャーキャピタルを利用しておく」ということもおすすめなのです。

・取引先・提携先企業を紹介してもらえることも

ベンチャーキャピタルは複数の会社に対して出資を実施しています。
ですから様々な企業との付き合いがあるわけです。「この企業とこの企業を結びつけたら良い結果になるのでは」という場合には、積極的に企業を紹介してくれるのです。提携先や取引先が圧倒的に見つけやすくなります。

起業したばかりで人脈がほとんどない、という経営者の方もいるでしょう。ベンチャーキャピタルは人脈を広げる手助けをしてくれるわけです。

※ベンチャーキャピタルでは人材の派遣も行っています。経営経験がほとんどない方は、経営ノウハウを持っている方を派遣してもらい様々なアドバイスをもらう、ということもおすすめなのです。特に20代や 30代が中心となっている企業も最近では多くなっています。明らかに経験不足の人材しかいない企業は、ベンチャーキャピタルを利用して経験を補うのも良いでしょう。