【ベンチャー必見!】ベンチャーキャピタルの最新の動向とは?


ベンチャーキャピタルは資金調達先の一つとして大きな注目を集めています。特に創業間もないような銀行融資やノンバンクからの融資が受けられない企業にとって、救世主のような存在となっているわけです。

しかしベンチャーキャピタルも少しずつ変化していることは否めません。
こちらでは2018年現在のベンチャーキャピタルの動向について徹底解説します。

投資額は増える傾向にあるのでしょうか?
どのような業種に対する投資が多くなっているのでしょうか?

※こちらのデータは「一般財団法人ベンチャーエンター プライズセンター」の公開している情報を参考にしています。

ベンチャーキャピタルの投資額は増える傾向にあるのか?

・投資額は増える傾向にある

ベンチャーキャピタルですが、ここ数年は投資額を増やす傾向にあります。多くの企業が実際にサポートされているのです。

では実際にどの程度の額が企業に供給されているのでしょうか。投資件数についてもお伝えします。

・2013年・・・投資総額:1,593億円、投資総件数:845件
・2014年・・・投資総額:1,427億円、投資総件数:942件
・2015年・・・投資総額:1,234億円、投資総件数:1,063件
・2016年・・・投資総額:1,454億円、投資総件数:1,343件
・2017年・・・投資総額:1,787億円、投資総件数:1,374件

浮き沈みはあるものの、2017年には一気に投資額が増えていることがわかります。
さらに投資総件数に関しては、2017年と2016年はほとんど変わらないにもかかわらず、総投資額は300億円以上もアップしていることがわかります。要は1件あたりの投資額が伸びているのです。

・投資額動向のまとめ

ベンチャーキャピタルはより高額の出資も行うようになってきた、ということがはっきりと見えてきました。銀行融資が比較的低調な現状を見ると、この傾向は今後も続くと考えられます。

ベンチャーキャピタルの出資先動向について

※こちらでは2017年の第4期における出資先の業種を記載します。

・コンピュータ及び関連機器、ITサービスの出資額割合・・・36.1%
・工業、エネルギー、その他産業の出資額割合・・・18.1%
・バイオ、製薬の出資額割合・・・14.7%
・メディア、娯楽、小売、消費財の出資額割合・・・8.8%
・ソフトウェアの出資額割合・・・8.4%
・金融・不動産、法人向けサービスの出資額割合・・・7.8%
・医療機器、ヘルスケアサービスの出資額割合・・・3.9%
・半導体、電機一般の出資額割合・・・1.6%
・通信・ネットワーキング及び関連機器の出資額割合・・・0.6%

業種によって出資額の割合が大きく異なっていることがわかります。
ベンチャーキャピタルとしては「コンピュータ及び関連機器、ITサービス」や「工業、エネルギー、その他産業」への出資に力を入れているのです。

ただし出資額の割合に関しては、かなりの変動もあります。今後はどの業種に力を入れてくるかは不透明な部分もあるのです。
確かに「コンピュータ及び関連機器、ITサービス」や「工業、エネルギー、その他産業」の出資額割合は高くなっています。一方で「ライバルが多い」といった見方もできるわけです。必ずしも出資額割合が高い業種であれば出資が受けやすい、というわけではありません。

ちなみに「コンピュータ及び関連機器、ITサービス」の出資額割合は、2017年の第3期で37.1%であるにもかかわらず2017年第4期では34.0%に減少をしているのです。
一方で「バイオ、製薬」に関しては、2017年の第3期の出資額割合が11.7%です。しかし2017年第4期の出資額割合は18.1%まで伸びています。

ベンチャーキャピタルのステージ別の動向とは

・ステージとは?

ベンチャーキャピタルは出資先企業の段階をステージで表します。

・シード
・アーリー
・エクスパンション
・レーター

上記の4つで表現されていることが多くなっているのです。

シードに関しては、準備段階を指しています。創業前などを指しています。

アーリーは会社を設立して間もない時期のことを指しています。具体的には創業から5年程度までの時期の企業のことを指しているのです。この時期の会社の多くは赤字となっています。要はアーリー期の企業への出資は「赤字の企業への出資」を意味しています。

エクスパンションは、本格的に事業展開をしている時期を指しています。製品やサービスが確立されており、すでにユーザーがいます。ただしまだまだ会社に体力はなく、収益性の低い時期を指しているのです。

レーターは会社として軌道に乗り始めている時期を指しています。キャッシュフローが黒字となり、損失も解消されています。この時期への投資については、新たな事業展開などに限定されることが多くなっています。

・ベンチャーキャピタルの出資先企業のステージと出資額の割合

※2017年第4期の割合です。

・シード・・・16.5%
・アーリー・・・49.7%
・エクスパンション・・・19.6%
・レーター・・・14.2%

ベンチャーキャピタルはアーリーの企業への投資に力を入れていることがわかりました。

そもそもベンチャーキャピタルは出資をして会社を大きくし、上場させることを目的としています。ハイリスクハイリターンの投資をしているのです。よって比較的会社の規模が小さいうちに投資をするわけです。だからこそアーリーへの出資額が増える傾向にあります。