「知ってる?」ファクタリング業者の利益のカラクリとは


いま企業の資金調達として大ブームになっているのが【ファクアリング】です。

ファクタリングとは売掛金を売却して現金を得るものとなっています。売掛金ですが、大きな問題があるのです。それは売上が発生した時に現金が得られるわけではない、という部分です。

売上が発生してから1ヶ月後から2ヶ月後に入金がされることになります。要は入金が後ろ倒しになっている状態となり、資金繰りが大幅に悪化する可能性があるわけです。

資金繰りが悪化をしてしまえば、倒産をしてしまうかもしれません。仮に売上が大きかったとしても掛取引であれば、すぐには資金繰りが改善しないのです。そこでファクタリングが活躍するわけです。

ファクタリングの内容がわかったところで確認しておきたいことがあります。ファクタリング業者の利益のカラクリはどうなっているのでしょうか?ファクタリング業者はどのようにして利益を確保しているのでしょうか?

■ファクタリング業者の利益の中身~ファクタリング手数料~

・手数料で儲けている

ファクタリング業者はお金を貸し付けているわけではありません。ですから金利手数料で商売をしているわけではありません。

そこで注目してほしいのが売掛金の買取価格です。売掛金に関しては満期になれば満額が受け取れるわけです。しかしファクタリング業者は満額で買い取ることはありません。手数料を発生させて、そのうえでその手数料分を値引きした上で買い取っているわけです。

例えば1,000万円の売掛金があるとします。手数料率が10%であれば、買取額は900万円となります。この場合の業者の利益は100万円となるわけです。

ただし手数料には様々な費用が含まれていることもあります。登記費用などが発生することもあり、業者の中にはそれらの諸費用を手数料に含めているケースが珍しいわけではありません。よって手数料のすべてが業者側の利益になるとは限らないのです。

もちろん業者としては諸費用を含めた上で利益が出るような手数料率を設定しています。マイナスにならないように考えているわけです。

■ファクタリング業者の利益「手数料」の秘密

・取引方法で手数料率は大きく異なる

・2社間取引の手数料率の相場・・・10%から30%程度
・3社間取引の手数料率の相場・・・1%から10%程度

ファクタリングには2社間取引と3社間取引があります。どちらの取引方法を選ぶかによっても手数料は大きく異なってくるわけです。

2社間取引のほうが手数料率は高く、3社間取引のほうが手数料率は低い、といった特徴があります。実は業者としてのリスクがその手数料率の差に大きく関わっています。

2社間取引については、売掛金の回収の際は通常通りに売掛金が自社に振り込まれてきます。そして振り込まれてきた売掛金をファクタリング業者へ振り込むわけです。間に自社が入ることで回収にリスクが発生するとのことで手数料率が高くなってしまいます。

3社間取引については、売掛先からファクタリング業者へ直接売掛金が振り込まれる、といったスタイルになっています。間に自社が入ることはないので、その分リスクが低い、とされているわけです。よって手数料率が低く設定されるわけです。

・売掛先の信用によっても手数料率は異なってくる

ファクタリングの審査ですが、メインの対象は売掛先です。自社ではありません。そもそも売掛金は自社が支払うものではありません。売掛先が支払うものとなっているのです。だからこそ審査の対象は売掛先となります。

その売掛先の信用が手数料率に大きな影響を与えてきます。
売掛先の経営状態などをチェックされるのですが、経営状態が悪いとなると売掛金が貸し倒れてしまう可能性もあるのです。だからこそ売掛先の評価によっては手数料率が高くなってしまうのです。

一方で売掛先が大企業であり業績も良いとなれば、売掛金が貸倒れる可能性が極めて低くなります。売掛先の信用度位が高ければ手数料率が低くなる事も考えられるのです。

■ファクタリング業者の最も恐れること!貸し倒れについて

・売掛金が貸し倒れてしまえば損失を出してしまう

ファクタリング業者は売掛金を買い取っています。よって売掛金の権利を持っているわけですが、仮に貸し倒れて回収できない、ということになるとファクタリングの申込み業者にも請求はできません。

そもそもファクタリングは「償還請求権なし」に設定されているのです。要は貸し倒れが発生したとしても、申込み業者に請求することはできない、といった決まりになっています。貸倒れるリスクを把握した上で売掛金を買い取らなければならないわけです。

仮に貸し倒れが発生して、1円も回収できないとなると、ファクタリングで買い取った金額分の損失が出ることになります。もちろんファクタリング業者としても回収活動を行いますが、仮に倒産をされてしまえばほとんど回収はできません。

だからこそ審査はしっかりとおこなってくるのです。売掛先の経営状況があまりに悪いと判断できる場合には、審査落ちの可能性もあるので注意してください。