ファクタリング業界が拡大した理由を徹底解説!安心できる資金調達を


近年、資金調達の方法として「ファクタリング」を活用する企業は増えつつあり、ファクタリング業界の知名度も上昇しています。

ファクタリングは借金ではなく、即日性の高い資金調達方法なので、資金不足に悩む経営者の強い味方と考えられつつあるからです。

しかし、業界としてはまだ十分に知れ渡っているわけではなく、利用して本当に大丈夫なのか?という不安を感じる方もいるようです。

そこで、ファクタリング業界が注目されるまでに至った経緯をご紹介します。

 

ファクタリングが誕生した時期

ファクタリングが資金調達の方法として新しく生まれたのは14世紀という説もあるようですが、本格的に開始されたのは1900年頃です。

アメリカでは日本よりも認知度が高く、5~10倍の市場規模ともいわれているようです。高度経済成長を支えるために、支払いサイクルを前倒しするという方法として用いられました。

 

日本でファクタリングが登場したのは?

日本で初めて登場したのは1970年代初め頃で、都市銀行系列の子会社が主に行っていたようです。その内容は、信用調査や債権回収などを含むコンサル的なものでしたが、手形割引と手法や目的が似ていることで認知されにくくなり、一部の会社が利用していただけに至ったとされています。

 

手形取引減少がファクタリング注目のきっかけに!

1991年になるとバブルが崩壊し、手形取引も減少していきましたが、それが再びファクタリングを注目させるきっかけになったようです。

1998年には債権譲渡登記特例法が施行され、承諾や通知など民法上の規定に基づいた対抗要件具備だけでなく、登記による対抗要件制度が創設されました。このように法的基盤が整備されたことも、ファクタリング業界も規模が拡大されてきた要因と考えられます。

なお、債権譲渡の登記を行った事実は、従来は商業登記簿謄本に記載されていましたが、現在は別個の債権譲渡登記ファイルに記載されることに変更されています。

 

政府も推奨する資金調達方法がファクタリング

経済産業省も、ファクタリングは売掛金を活用した真っ当な資金調達方法だと推奨していますが、その理由として多くの中小企業の資産の4割程度を売掛金が占めるなど、売掛債権の比重が高まっていることが挙げられます。

借金を増やすのではなく、そもそも受け取る予定のお金を早期に回収する方法なので、経済の活性化に繋がると考えられるからです。

売掛債権を早期に現金化する方法は限定的ですが、企業が売掛金を早期回収することを必要としている状況から中小企業金融三法案の改正なども行われました。

2001年には売掛債権担保融資保障制度の導入など、売掛金を使った資金調達の認知度が高まりをみせはじめてきたようです。

 

インターネット普及がファクタリング支持の要因へ

2000年頃からはインターネットの普及が拡大したことで、ファクタリング会社が数多く増えました。簡単に電子決済が可能となったことも、ファクタリングが支持される要因となったといえます。

 

貸金業法改正でファクタリング業界にシフトする業者も増加

また、貸金業法の改正で利息制限を受けた小規模な貸金業者などの経営難や倒産などが相次ぎ、貸金業法の制限を受けないファクタリング業界へシフトした業者も増えたことも、注目にきっかけになったといえるでしょう。

 

下請法等の改正で下請代金の支払いは原則「現金」に

2016年には下請法等の改正により、下請代金支払条件として、原則、現金払いとし、手形で支払う場合は、手形割引料などを親事業者が負担するといったことが定められています。この法改正も手形から現金に移行されてきた大きな要因と考えられます。

大企業や大手ゼネコンの影響により、支払いサイトも60日以内とする風潮が高まりつつあるようですが、まだ90日というケースも少なくありません。

仮に支払いサイトが30日でも、支払いが大きな負担と感じる企業も存在するでしょうし、受け取る側は支払いサイトが長くなれば自社の支払いに行き詰まる可能性があります。

手形が使えないことも加わり、財務状況を立て直そうと借入れを検討する企業もあるでしょうが、このような状況において、ファクタリングを上手く活用した資金調達が注目されているのです。

 

現在のファクタリング業界の状況

ファクタリングには、2社間と3社間がありますが、3社間ファクタリングでは顧客、ファクタリング会社、売掛先の3社が関係するのに対し、2社間ファクタリングは売掛先に通知を行わず、売掛先の信用調査だけで買取が実施されます。

2社間は売掛先に通知がされないため、顧客にとっては自社の資金繰りが悪化していることを売掛先に勘ぐられることなく、売掛債権を現金化できることが大きなメリットです。

しかしファクタリング会社にとっては、買い取った売掛金は顧客が回収した後に引き渡してもらうことなどが必要です。ファクタリング会社のリスクを高める要因が多いことで、3社間より手数料は高めに設定されることが通常であるといえるでしょう。

この2社間ファクタリングも、近年では業界で広がりを見せていますが、手数料が法外な設定である場合や、印鑑や通帳をファクタリング会社に預けることを要求されるといった問題も過去にはあったようです。

しかし、現在ではそのような悪質な業者は業界から排除され、信用できる優良な会社が残っている状況といえるでしょう。

 

さらに成長し続けるファクタリング業界に注目!

これまでの日本における買取ファクタリングの実績をみると、1995年は約1,600億円、1999年は4,500億円、2003年8,000億円、現在は国内売掛金総額90兆円に対する約1割の9兆円産業へと業界が発展している状況です。

ファクタリングは政府も推奨している資金調達方法ですので、資金繰りを改善させる方法の1つとして検討してみましょう。