ファクタリングを初めて利用するときに不安になりがちなこととは?


ファクタリングとは、売掛金や受取手形などの売掛債権をファクタリング会社に手数料を支払って売却し、期日よりも前に現金に換えることができる資金調達の方法です。

支払いサイトの長い売掛金などで資金繰りが悪化している場合など、その売掛代金を早く受け取ることになるため中小企業などでは有効な資金調達の手法として用いられることが多くなりました。

しかし、初めてファクタリングを利用するときには、いろいろと不安を感じることもあるでしょう。

そこで、安心してファクタリングを利用することができるように、ファクタリングにちなんだよくある疑問とその答えをご紹介します。

 

ファクタリングでどのくらいの資金まで準備可能?

中にはファクタリングを融資制度と勘違いしている方もいるようですが、ファクタリングは売掛債権を売却して現金に換える資金調達の方法です。

借り入れではないため、金利は発生しませんし、融資限度額という概念もなく、当然、返済義務も生じることはありません

ファクタリングで現金として調達できる金額は、ファクタリング会社に売却する売掛債権の範囲内です。

ファクタリング会社に支払う手数料が多くなれば、その分、手元に現金として入金される金額も少なくなります。

 

ファクタリングにかかる手数料はどのくらい?

ファクタリングを利用するときには、ファクタリング会社に対して手数料を支払うことになります。

ファクタリングには2社間3社間という2種類の方法があり、それぞれ手数料の相場は異なります。

 

なぜ2社間と3社間で手数料が異なるのか

まず、なぜ2社間と3社間で手数料が異なってくるかというと、3社間は売掛先に売掛債権が譲渡されることが通知され、売掛代金はファクタリング会社に直接支払われることになります。

一方の2社間では、売掛先は間に挟まず取引を行うため、後に入金された売掛代金はファクタリングを利用した会社からファクタリング会社に支払われる流れです。

ファクタリングは担保や保証人は伴いませんので、2社間は特に信用貸しのような状況となりやすいため、ファクタリング会社が背負うリスクが高くなる分、手数料も高めに設定されることになります。

 

2社間と3社間の手数料相場

結果として、ファクタリングの手数料の相場は、2社間が売掛債権額の10~30%3社間で1~5%程度となっています。

どのファクタリング会社に依頼するのか、売掛先の信用力、支払期日、売掛債権の金額などでも手数料は異なりますので、初めてファクタリングを利用するときには複数のファクタリング会社に相見積もりを取って検討することをおすすめします。

 

売掛債権を即日現金化してもらうことは可能?

その日に急いで資金を調達しなければならないというケースの場合、銀行などに借り入れを申し込んでも審査に数日かかるといわれれば、それだけで借り入れは諦めるしかなくなります。

即日融資を可能とするのはノンバンクからの融資ですが、金利が高いのでその後の返済負担が重くなると予測されます。

返済負担を負うことなく、早く資金を調達する方法としてファクタリングを選びたいという場合、ノンバンクから融資を受けるように即日資金を調達できるのかが気になるところかもしれません。

 

ファクタリングで現金化されるまでの流れ

ファクタリングを利用する場合、面談から必要書類の提出、審査などを行った上で売掛債権が現金化されます。

3社間の場合は間に売掛先を挟んだ取引となるため、まず即日現金化は難しいと考えられますし、2社間の場合には債権がファクタリング会社に譲渡されたことを証明するために債権譲渡登記を行うケースがあります。

その場合、登記申請の手続きにも時間がかかるため、即日現金化が難しくなる可能性は高くなるでしょう。

 

即日現金化可能なファクタリング会社もある

ファクタリング会社の中内は登記通知留保として、登記を行わずにファクタリングを行ってくれる柔軟な会社もあります。その場合、現金化まで比較的スムーズに手続きが行われるため、即日現金化も可能といえるでしょう。

なお、債権譲渡登記を行う場合には、登記申請を依頼する司法書士に対する報酬や印紙代なども余分にかかることになりますので、やはり複数のファクタリング会社から相見積もりを取得して比較・検討することが望ましいといえます。

 

まとめ

初めてファクタリングを利用する場合には、本当に売掛債権を売却しても問題ないのか、後で何かトラブルになるのではないかと不安に感じる場合もあるかもしれません。

しかし、経済産業省も中小企業は売掛債権を有効活用した資金調達を活性化させるべきだと明言していることからもわかるように、ファクタリングは国にも推奨されている資金調達の手法です。

中小企業が有効に資金調達を行うための手法ですが、その利便性の高さを利用して法外な手数料を徴収しようとする悪徳業者も存在することを忘れないようにしてください。

ファクタリング会社を装うヤミ金業者なども存在しており、資金を急いで準備しなければならないという企業の弱みに付け込んで、相手が何も知らないことをいいことに言葉巧みに騙そうとします。

そのような悪徳なヤミ金業者に騙されないためにも、信頼できるファクタリング会社を見極め、ファクタリングを上手に利用して資金調達を行うことが大切です。

複数のファクタリング会社から見積もりを取得し、どのくらいの手数料がかかるのか、希望に沿う形で取引してくれる会社はどこか見極めるようにしてください。