土日でも対応可能はファクタリング会社を利用したほうが得?


急に資金が必要となり、売掛債権を即日現金化できるファクタリングを使って資金調達を検討する場合もあるでしょう。

ファクタリングではなく、銀行などの金融機関から借り入れを行う場合、まず土日は営業していないので対応できず、ノンバンクでもすでにローン枠を確保している以外は申し込みを行っても翌営業日の対応となります。

そこで、ファクタリング会社の中でも土日対応してくれるところに依頼すれば即日現金化されるから便利だと思うかもしれません。

しかし、せっかく土日対応可能なファクタリング会社を利用したのに、結局、手元に現金が入ったのは平日だったというケースもあるようです。

なぜこのような状況になるのか、土日にファクタリングを利用することは難しいのかなど、確認してみましょう。

 

ファクタリングの種類

まず、ファクタリングは、取引の方法や扱う債権などによって、いくつかの特徴に分けることができます。

それぞれどのような種類があるのか、その内容についてご説明します。

 

医療報酬債権ファクタリング

病院やクリニックなどの医療機関が行うファクタリングで、扱う債権は国民健康保険や健康保険組合に対する医療報酬債権です。

 

国際ファクタリング

国際取引を行う輸出企業や卸売業者などが行うファクタリングで、扱う債権は海外企業に対する輸出債権です。

 

保証ファクタリング

ファクタリング会社に売掛債権を買い取ってもらい、もし売掛先からの回収困難になった場合にはその売掛債権額を補償してもらう仕組みです。

工事に着手してから完成まで時間がかかり、なかなか売掛代金を受け取ることができない建設業などが利用するケースが多く、売掛先が倒産した場合などに保証されるので安心できます。

なお、建設業の場合は国の「下請債権保全支援事業」により、助成を受けることができることから利用されやすいファクタリングの形です。

 

一括ファクタリング

ファクタリング会社売掛債権を買い取ってもらい現金化するファクタリングで、一般的にファクタリングというとこの一括ファクタリングのことを指していることが多いといえます。

なお、一括ファクタリングには2社間ファクタリング3社間ファクタリングに分けることができます。

 

●2社間ファクタリング

ファクタリング会社とファクタリングを利用する会社だけで契約を結んで取引を行います。

売掛先に対して債権譲渡の同意を必要としないことから、最短で即日現金化が可能となる資金調達の方法です。

ファクタリングを利用する会社にとっても、売掛先に資金繰りに悩んでいることを知られることがないので、その後の取引に影響するかもしれないといった心配を抱えずに済みます。

ただし、期日を迎えた売掛代金の支払いは、売掛先からファクタリング会社に直接行われるわけではなく、一旦、ファクタリングを利用する会社を経由することになります。そのため、ファクタリング会社は売掛代金を回収できなくなるリスクが高くなることから、ファクタリングにかかる手数料は高めの設定です。

 

●3社間ファクタリング

ファクタリング会社、ファクタリングを利用する会社、売掛先の3社で契約を締結して取引を行うファクタリングです。

売掛先から売掛債権譲渡に対する同意が必要となるため、売掛先に納得してもらえないこともあれば、資金繰りが悪化していることを知られてしまうのでその後の取引に影響が出る可能性も否定できません。

ただし、契約が成立した後は、期日を迎えた売掛代金の支払いは、売掛先からファクタリング会社に直接行われます。そのため、ファクタリング会社は売掛金が回収されないリスクを低く抑えることが可能となるため、手数料は2社間ファクタリングよりも安めの設定です。

 

2社間ファクタリングなら土日でも即日現金化は可能?

2社間ファクタリングであれば、間に売掛先を挟むことがなく、手続きに手間がかからないことから即日現金化も可能としているファクタリング会社は少なくありません。

それなら土日対応してくれるファクタリング会社を利用すれば、土日でも即日現金化してもらえるのでは?と思うかもしれません。しかし、注意しておきたいのは、2社間でのファクタリング契約において債権譲渡登記が行われることが一般的であるという点です。

 

債権譲渡登記とは?

債権譲渡登記とは、対象となる債権がファクタリング会社に譲渡された事実を証明するために行う登記です。法的に証明することができるため、第三者に対してもその権利を主張することが可能となります。

そのため、2社間ファクタリングを行うファクタリング会社の多くは、この債権譲渡登記を行うことを条件としています。

ただ、柔軟な対応が可能なファクタリング会社に依頼した場合、この登記は行われないこともありますが、登記が必要なファクタリング会社の場合は、法務局で売掛債権が譲渡されたことを記録する手続きを行うことになります。

 

法務局が営業していなければ債権譲渡登記は行えない

債権譲渡登記が必要な場合、法務局が土日祝日業務を行っていない点に注意が必要です。土日営業しているファクタリング会社と2社間ファクタリングを結べば、即日現金化されると思いがちですが、登記が必要な場合には意味がありません。

 

3社間ファクタリングなら土日でもすぐに現金化できる?

3社間ファクタリングにおいても、売掛先を間に挟む形で契約を行うこととなるため、土日に対応可能なファクタリング会社でも、売掛先が土日営業していない場合には手続きが進まなくなると考えられます。

医療報酬債権ファクタリングや国際ファクタリングは3社間での取引となりますが、この場合も同様です。

いずれにしても3社間の場合、即日現金化は難しいと考えられる上に、土日に売掛先が営業していない場合にはさらに時間がかかる可能性が出てくるといえるでしょう。

 

まとめ

ファクタリングの場合、審査は土日でも可能という場合もありますが、口座に送金されるのは銀行が営業している日になるため、土日に即日現金化は難しいと考えられるでしょう。

そのため、土日でも申込みを可能としているファクタリング会社の場合、入金自体がいつになるのか事前に確認した上で利用することが望ましいといえます。

土日対応といううたい文句に惹かれて利用したものの、結局平日に入金されることになったのに、手数料は他のファクタリング会社よりも高めの設定だったとなればをしてしまうので注意しましょう。