支払いが可能なる日の設定は売上代金を資金化できた後に!


いつが売掛金の代金が入金される日で、反対に仕入れなどの支払いはいつまでに行うべきなのか、把握できているでしょうか。

仕入れや経費の支払いを滞りなく終わらせるためには、売上代金が現金化された後、支払い日を設定することが好ましいといえます。

そのためには入金の予定はいつなのかを把握しておくことが重要ですし、支払いサイトが長い場合には短縮化するなどで支払いを可能な状態に持っていくことも求められます。

まずは適切に売掛債権の管理を行い、入金と支払いの予定を把握・見直しをするようにしましょう。

 

支払いを遅らせないためには売掛債権の管理が重要

売上があがっても、その代金を確実に回収できなければいつまでたっても売掛債権のまま残ることになります。
資金化されない売掛債権が資金繰りに悪影響を及ぼすことはいうまでもありません。
もし売掛先が支払いを済ませる前に倒産してしまえば、資金繰りは一気に厳しくなるでしょう。

そこで、売掛金推移表を作成し、毎月の数字を常に確認することが求められます。

取引条件に従った回収ができているのか、支払いサイトが長い売掛先などは特に注意して確認をおこなっておきましょう。

 

売掛債権の回収管理で見直したい部分

売掛債権の回収期間長期化してしまうと、売掛金の残高が増えて資金繰りは悪化します。

そこで、

  1. 売掛債権回収までの期間の短縮化
  2. 早期に回収可能な取引先への切り替え
  3. 納品日を見直す早期回収

など、実行していきましょう。

 

取引額を増やすといった条件を提示し、売掛代金の支払いを早めてもらえないか交渉してみるのも方法です。

不利な回収条件や、返品や値引きなどの要請が多い取引先については、他に回収条件が良好な取引に切り替える思い切った対策も必要となるでしょう。

一般的な売掛金の回収条件は、月末締め翌月払いでしょう。そこで、納品日を月初でなく月末にすることで、納品から代金回収までの期間を短期化し、早期回収に繋げることができます。

 

売上が増えても資金化できなければ意味がない

売上が増えることは喜ばしいことですが、売上が増えたとしても売掛金が増えるだけであれば、その代金を現金で回収し、資金化されるまで苦しい状態が続くでしょう。

増える売上に対応するため、材料や商品の仕入などの支払いも増加します。入金よりも前に支払い日が到来することで、さらに資金繰りは悪化することになってしまうかもしれません。

仕入れにかかるお金よりも売上のほうが金額は大きいはずなので、買掛金よりも売掛金のほうが大きくなります。

そこで、仕入にかかる債務の改善を実行することも検討が必要です。

 

買掛金の支払条件は取引前の交渉が肝心!

売掛代金の回収を早めれば資金繰りが改善されますが、買掛金に対する支払いを遅らせることでも資金繰りは好転させることに繋がります。

買掛代金の支払時期を遅くするためには、取引を結ぶときの条件設定における交渉が最も大きなポイントとなるでしょう。

条件を取り決めるとき、自社の支払いが月末締め翌々月末払いであるといったことを伝えてみましょう。もし、交渉相手の会社が、その支払いサイトでも取引を行いたいと判断する場合、その条件を受け入れてもらえる可能性が高まります。

ただ、すでに取引が開始された後で同様の条件を交渉してしまうと、業績が悪化しているから支払いサイトを延長したいのだと感じさせてしまう可能性も出てきます。

その後の取引に影響が及ばないように、取引を始める前の交渉において、自社に有利な支払条件の提示を試みるようにしてください。

 

取引先と交渉しても支払いサイトが改善されない場合

取引先と交渉を行ったものの、買掛金の支払いサイトの交渉がうまくいかず、結局、月末締め翌月払いの支払いサイトで支払いが発生してしまったとします。

それに加え、売掛債権が入金されるまでのサイトは、月末締めの翌々月だとしたら、入金されるまでの空白の期間において、資金繰りが悪化し、最悪ショートしてしまう可能性も出てきます。

特に売上が順調である会社ほど、黒字倒産の可能性は高くなるため、再度、支払いサイトの改善を検討しなければなりません。

取引先と直接交渉しても難しいという場合には、ファクタリングで売掛債権を早期に資金化することを検討してみましょう。

 

まとめ

事業を円滑に進めていく上で必要になる費用の支払いを滞りなく行うためには、売上代金を回収して支払いが可能になった日に決済を行うことが望ましいといえます。しかし、取引先の事情もあり、自社が希望する条件がすべて通るとは限りません。

そのような場合、ファクタリングなどで売掛債権を早期に資金化し、資金繰りが悪化しないような資金調達を行いましょう。

ファクタリングは保有する売掛金を、期日の到来前に先に資金化するという方法です。借り入れを行うわけではないので、返済負担で資金繰りが悪化することもなく、スムーズに必要経費や仕入代金などの支払いに資金を充てることが可能となります。

手元の資金がなくなれば、いくら決算書上は黒字でも会社は倒産してしまうこともあります。事業を続け資金繰りを安定させるためにも、負担のかからない方法で資金調達を実行していきましょう。