ファクタリングは審査に通ればすぐ現金化可能?かかる手数料の違い


ファクタリングで資金を調達することを考えたとき、気になるのは審査に通ればすぐに資金が調達できるのか、手数料はどのくらいかかるのかでしょう。

売掛債権を売却して期日より前に現金化させることができるファクタリングという方法は、今では中小企業が早期に資金を調達する手法の1つとして数多く用いられるようになりました。

しかし、ファクタリングを利用する場合には、ファクタリング会社に対して支払う手数料が発生します。できるだけ手数料は少ないほうが、入金される金額も多くなるため、どのくらいの手数料がかかるのか、また審査に通ればすぐに入金されるのかなど確認しておきましょう。

 

2社間と3社間は審査通過後に発生する手数料が異なる

まずファクタリングには、2社間ファクタリング3社間ファクタリングがありますが、このどちらを利用するかによって、かかる手数料は異なります。

まず、3社間ファクタリングは売掛先に対して売掛債権を譲渡する旨の通知が行われるため、売掛先に対する説明や承諾書を回収するまでの時間が必要です。

とくに売掛先が大手企業の場合、確認や決算のフローなどに時間がかかるため、まず売掛債権を即日で現金化させることは難しいでしょう。

2社間ファクタリングの場合は、ファクタリングを利用する会社とファクタリング会社とで取引を行うため、売掛先に対する確認業務は必要ありません。そのため、審査に通り、契約に必要な書類が準備されていれば資金調達までがスムーズです。

ただし、2社間ファクタリングは手間がかからない分、かかる手数料が3社間ファクタリングより高めである点に注意しておく必要があります。

 

なぜ2社間ファクタリングは手数料が高いのか

スムーズな資金調達を可能とする2社間ファクタリングですが、デメリットは手数料が高めに設定されることです。その理由はなぜか、2社間ファクタリングと3社間ファクタリング、それぞれの取引の流れから理解していきましょう。

 

●3社間ファクタリングの取引の流れ

3社間ファクタリングなら1~5%で設定されることが多い手数料が、2社間ファクタリングになると10~30%まで上がります。

その理由は、貸し倒れリスクの大きさです。3社間ファクタリングの場合、売掛先も取引に関わることとなるため、期日を迎えた売掛代金は売掛先からファクタリング会社の口座に直接振り込まれることとなります。

ファクタリングを利用する会社にとっても、代わりに売掛先から売掛代金を回収する必要がなく、売掛金の管理の手間も省けて好都合ですし、ファクタリング会社も直接売掛代金が入金されるので安心です。

 

●2社間ファクタリングの取引の流れ

一方の2社間ファクタリングは売掛先に売掛債権を譲渡する事実を伝えません。そのため、売掛先からの売掛代金は、ファクタリングを利用する会社が回収します。

ファクタリングを利用する会社が回収した代金をファクタリング会社に支払うことになるので、ファクタリング契約のときには債権を譲渡する契約だけでなく回収業務委託契約も結びます。

しかし、ファクタリング会社の立場になれば、すでに現金化してそのお金を支払った売掛代金が、回収された後にファクタリングを利用する会社から入金されないリスクも抱えることとなります。

貸し倒れリスクが3社間ファクタリングより高いため、その分、かかる手数料の設定も引き上げられているといえます。

 

2社間ファクタリングの手数料設定によって審査の難易度は異なる

それでも売掛先に、自社の資金繰りが悪化している状況を知られたくないと考える場合、3社間ファクタリングではなく2社間ファクタリングを選ぶこととなるでしょう。

その場合、扱う2社間ファクタリングの手数料設定によって、審査が甘くなるのか、それともハードルが高いのか異なる傾向が見られます。

 

ファクタリング手数料の上限に設定がされていない場合

ファクタリング手数料の下限は設定されているけれど、上限は設定がないという場合、目安となる手数料が確認できません。

そこで、複数のファクタリング会社に見積もりを依頼し、比較することが必要となります。

ただ、このようなファクタリング会社の場合、ファクタリング手数料が高めの設定になる分、審査は甘めの傾向です。

 

ファクタリング手数料上限が設定されている場合

2社間ファクタリングの上限を20%前後で設定されている場合、ファクタリング手数料がやや安めの分、審査のハードルもその分上がります。

さらに手数料が安く10%前後という設定であれば、かかる手数料が安いので魅力に感じるかもしれませんが、その分、審査のハードルは高くなると理解しておきましょう。

 

まとめ

2社間ファクタリングの特徴やメリット、利用する際に発生する手数料について、納得した上でファクタリングを利用するようにしましょう。

売掛先に売掛債権の譲渡を通知せず、早期に売掛金を現金化させることができるので、資金繰りが悪化している事実を知られることなく資金調達が可能です。

また、売掛先に対する通知の必要がないということは、審査が完了して無事に契約を結ぶことができれば、最短で即日、入金される迅速性の高さも魅力といえます。

なお、2社間ファクタリングで売掛先の企業が倒産してしまい、債務不履行となった場合でも、その債務の弁済義務についてファクタリングを利用した会社が負うことはありません。

ただし、ファクタリング会社が負う貸し倒れリスクは大きい契約になるので、その分、発生する手数料は高めに設定されていることは理解しておきましょう。