審査が通りにくくなる申し込みブラックとはどのような状況のこと?


借り入れの返済を延滞してしまった場合や、任意整理や自己破産などを行った場合、信用情報機関に事故情報として登録されることをブラックリストに載ると表現することがあります。

新たに融資を受けようと思っても、ブラック扱いになっていればまず申し込み後の審査は通りません。

また、短期間のうちに複数のローンを申し込んだ場合、通常のブラックリストとは別に申し込みブラックという扱いになってしまいます。

この申し込みブラックの場合にも、融資審査を通過することが難しくなりますが、なぜそのような扱いになるのか知っておくようにしましょう。

 

信用情報に登録される個人信用情報の内容

信用情報機関に登録される個人信用情報とは、借り入れを行った方の氏名や住所、生年月日、性別、職業、年収、現在の借入金額、過去の返済履歴などです。

新たに借り入れの申し込みを行った場合、金融業者は個人信用情報が登録されている信用情報機関にデータを照会し、社会的に信用できる人物なのか、融資を行ってよいか判断します。

借り入れを行った場合以外にも、融資の申し込みを行ったときも同様、信用情報機関にはその情報が登録される点に注意しましょう。

 

審査に通りにくくなる「申し込みブラック」とは

申し込みブラックとは、短期間で複数のローンやキャッシングなど、借り入れの申し込みを行った場合、一定期間において審査に通りにくくなる状況のことです。

返済を遅延することもない方でも、立て続けに融資の申し込みを行えば申し込みブラックになる可能性があります。

金融業者にしてみれば、一定期間に複数のローンやキャッシングの申し込みを行っているということは資金不足に困り果てているのではないか?それとも自転車操業で資金繰りが悪化しているのではないか?と疑いを持ってしまうでしょう。

まとめて複数社に申し込みを行い、いずれか審査を通過した金融業者から借り入れようと安易に考えてしまうと、申し込みブラックと判断されて本来なら融資されたはずの資金を手に入れることができなくなるかもしれません。

 

申し込みした事実が信用情報機関に登録される

新規で融資の申し込みを受けると、金融業者はその事実を信用情報機関に登録します。他社でも同じように融資の申し込みを行うと、先に登録されている借り入れの申し込みにおける信用情報を確認することが可能となる流れです。

これが複数社重なると、いくつもの金融業者に融資を申し込んでいることが発覚することとなり、審査に通りにくくなってしまいます。

 

信用情報機関に登録される申し込み情報

実際、信用情報機関にどのような形で融資の申し込み情報が登録されているのでしょう。

たとえば信用情報機関の1つであるCICの場合、新規でローンやクレジットなどの申し込みを行ったとき、CICの会員である金融業者が申し込み者の支払能力を調査するためにアクセスした情報として登録されます。

登録される情報は、

  1. 登録元会社(情報にアクセスした会員会社名)
  2. 申し込み者が提示した個人情報(氏名・生年月日・郵便番号・電話番号)
  3. 照会日時(金融業者がCICにアクセスした日時・時間)
  4. 照会区分(契約者・保証人のうちいずれか)
  5. 申込区分(カード等・個別割賦・リース・保証契約・無保証融資・保証融資・住宅ローンのうちいずれか)
  6. 契約予定額
  7. 支払予定回数
  8. 商品名(申し込みした契約に付随する商品)
  9. 数量・回数・期間のうちいずれか

などです。

 

申し込みブラックを回避するためには

 

短期間のうちに複数の金融業者に借り入れの申し込みを行うと申し込みブラックとして扱われ、審査に通らなくなる可能性があります。

複数といっても何社までなら大丈夫なのか?と心配になるかもしれませんが、一般的には3社以上の金融業者に短期間で申し込みを行うと多重申し込みと判断されることが多いといえます。

信用情報機関に登録される申し込み情報は永続的に残るのではなく、一定期間を過ぎると一旦リセットされます。

それぞれの信用情報機関で登録される申し込み情報の期間を確認すると、

  • ・JICC(日本信用情報機構) 申し込み日から6か月を越えない期間で登録
  • ・CIC(株式会社シー・アイ・シー) 照会日より6か月
  • ・KSC(全国銀行信用情報センター) 照会利用日から6か月を越えない期間で登録

となっていますので、いずれの信用情報機関でも申し込みに関する情報は6か月を超えない期間で保存されるため、この期間内に複数の金融業者に借り入れの申し込みを行うことは避けましょう。

 

申し込みブラックでもファクタリングなら関係なし!

もし複数の金融業者に融資の申し込みを行ってしまい、申し込みブラックの扱いで審査に通らなくなったという場合、借り入れではない資金調達の方法を検討してみましょう。

売掛金など売掛債権を保有しているのなら、ファクターと呼ばれるファクタリング専門業者にその売掛債権を売却し、本来入金される予定だった期日よりも早期に現金化するファクタリングがおすすめです。

ファクタリングを利用する場合でも、ファクタリング専門業者で審査は行われます。ただし、融資で行われる審査とは内容が異なり、持ち込む売掛債権に対する売掛先の信用性を重視する傾向が高いため、申し込みブラックでも資金調達が可能な方法です。

借り入れに頼らず資金を調達する方法なので、資金繰りを改善させやすく後の返済負担に追われることもありませんので検討してみるとよいでしょう。

 

まとめ

申し込みブラックになってしまうと、いざ融資の申し込みを行ったときに審査に通りにくくなります。

信用情報機関には借り入れの申し込みを行った事実が6か月間登録されると理解しておき、一定期間に集中して複数の金融業者に申し込みを行うことは避けましょう。

また、申し込みブラックになってしまった場合でも、ファクタリングなら資金調達が可能になる可能性がありますので、資金調達の方法の1つとして検討してみることをおすすめします。