ファクタリングで必要な手数料のおおよその相場はどのくらい?


ファクタリング会社を選ぶときに、何を基準にするかというと、設定される手数料や着金されるまでのはやさ、信頼性の高さなどでしょう。

特に手数料は手元に調達できる資金を大きく左右する部分のため、もっとも気になるという方も多い項目です。ただ、手数料は実際どのくらいが相場なのか、判断の目安となる手数料がよくわからないという方もいるかもしれません。

そこで、ファクタリングの手数料はどのように決まるのか、おおよその相場についてご説明します。

 

2社間か3社間によっても手数料は異なる

ファクタリングには2社間ファクタリグと3社間ファクタリングがあります。

2社間はファクタリングを利用する会社とファクタリング会社で契約する取引となり、3社間はさらに売掛先企業が加わる取引です。

そしてファクタリングは、この2社間か3社間によっても手数料相場は異なります。おおよその相場としては、

  • ・2社間ファクタリング 15~30%(継続の場合8~15%)
  • ・3社間ファクタリング 1~5%

と、なっているのでその差は歴然と感じるかもしれません。

ではなぜ2社間ファクタリングは3社間よりも手数料相場がこれほど高くなるのでしょう。

 

2社間ファクタリングの手数料が高めの理由

ファクタリングは貸金業ではありませんので償還請求権はないことが一般的なため、売掛先企業から売掛代金の回収ができなくなっても、ファクタリングを利用した会社がその代金を負担する必要はありません。貸し倒れリスクはファクタリング会社が背負うことになるのです。

このような特徴がある中、2社間ファクタリングは売掛先企業が加わらない取引です。3社間ファクタリングのように売掛先企業に売掛債権を譲渡する通知を行い、承諾を得た取引であれば、期日を迎え売掛代金が支払われるときも、直接ファクタリング会社が売掛先企業から受け取ることができます。

しかし2社間ファクタリングでは、売掛先企業に売掛債権譲渡の事実は知らされませんので、ファクタリングを利用する会社がファクタリング会社に代わり、売掛代金を回収する流れになります。

肝心なのは、その回収した代金をファクタリング会社にそのまま渡す必要があるということです。すでに現金化している売掛代金を後日回収することになるので、ファクタリングを利用した会社にしてみたら自社のお金だと勘違いしてしまい、使い込んでしまう可能性も否定できません。

ファクタリング会社のリスクを考えると、売掛先企業から直接入金される3社間ファクタリングよりも、間にファクタリングを利用した会社を経由して代金を回収する2社間ファクタリングのほうが上です。

最悪の事態を想定すると、2社間ファクタリングのほうが手数料は高めの設定になってしまうのは仕方がないことといえるでしょう。

 

ファクタリングで設定される手数料の内訳

次にファクタリングにより発生する手数料はどのような内訳になっているのか確認しておきましょう。もし手数料が少し高めと感じても、何のための費用なのか詳細がわかれば納得できるかもしれません。

そこで、ファクタリングを利用する際に設定される手数料の内訳をご説明します。

 

ファクタリング会社の利益

ファクタリング会社は慈善事業でも非営利団体でもありませんので、当然利益を追求した上で営業を行っています。ファクタリング会社の利益としては、設定される手数料の30~40%程度といえるでしょう。

 

債権譲渡登記に係る費用

契約を締結する際に債権譲渡登記が必要とされている場合には、登記にかかる費用と司法書士に依頼する費用でおおよそ7万前後必要になると考えられます。

 

交通費(出張費)・人件費

ファクタリング会社の9割以上は関東圏内にあるので、地方の方が利用する場合には直接ファクタリング会社に足を運ぶか、反対にファクタリング会社に来てもらう必要があります。いずれにしても交通費は実費で負担することになるので、その費用がかかります。

 

留保金

ファクタリングで売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらうとき、売掛金の10~20%程度を差し引かれ一旦留保という形でファクタリング会社に預けます。その後、無事に売掛代金の回収が完了すれば、ファクタリングを利用した会社に返還される費用です。

 

まとめ

なお、2019年10月から消費税の増税が予定されているため、消費税は課税されるのか気になるとことでしょうが、ファクタリングは貸金業ではありませんので消費税は課税されません。

ファクタリングで資金を調達するときに発生する手数料のおおよその相場と、手数料が高めに設定される取引もあるということをご説明しました。

手数料うち10~15万円は諸経費として差し引かれると考えれば、売掛債権の金額が高いほうがファクタリング会社も利益を出しやすいので、その分手数料も安く設定されやすくなるといえるでしょう。

ただ、利用するファクタリング会社によって、手数料の内訳や設定の基準などは異なりますので、必ず複数社から相見積もりを取得し、しっかり比較・検討の上選択するようにしてください。