ローンや借り入れによる利息の計算はどのように行う?


「ローン」とは何かを貸すことを意味する言葉で、たとえば銀行などでは個人の顧客に融資を行う商品のことを差しています。

銀行やノンバンクからのローンのうち、カードローンなどを利用したことがある方も少なくないでしょう。事前に決められた利用限度額の範囲であれば、何度でも繰り返し借り入れが可能となっていますが、これは極度貸付方式が採用されているからです。

ただ、どのような形でもローンを利用すれば借りたお金を少しずつ返済しなければならないので、しっかりと計画を立てた上で利用することが必要です。

さらに返済のときには、借りたお金だけでなく使用料として利息も発生します。そこで、ローンや借り入れによる利息の計算はどのように行えばよいのか把握しておきましょう。

 

ローンの利息を計算する方法

ローンで支払う利息を計算する場合、

利息額=元金額×金利(利率)×借入期間

で、算出することが可能です。

また、利率には、日歩、月利、年利という種類があります。

 

日歩

現金100円に対して1日あたりに発生する利息の金額で、○銭○厘(または○.○銭)と表示されます。銭とは、円の100分の1、厘は銭の10分の1の単位です。

 

月利

元金に対して1か月で発生する利息の割合(%)のことです。

 

年利(年利率)

元金に対して1年間で発生する利息の割合(%)のことです。

 

どの利率で計算すればよい?

利率は年利で考えることが一般的です。銀行などではすべての利率を年利で表示しています。

なお、毎月分割して返済する場合、計算式の元金部分の金額が返済の都度減少していく点に注意しましょう。

そのため、正確に利息額を算出したいなら、

利息額=借入残高×利率×借入期間

という計算式を用いたほうがよいといえます。

借入残高を基準に利息を計算する方法は残債方式といいますが、この計算式で利息を計算することを前提に表示される年利率実質年率です。

 

アドオン金利とは

元金が減少しないと仮定して利息を計算する方式をアドオン方式といいます。また、この方式で利息を計算することを前提にした金利がアドオン金利です。

アドオン金利の場合、毎月負担する返済額や返済総額を簡単に計算することができますが、預金金利などと比較したときに金利が低いと錯覚してしまいがちです。

そのため金融機関などでアドオン金利を表示する場合には、実質年率も併記されているので確認してみましょう。

 

金利や利率という言葉が使われる場面とは

金利も利率も意味はほとんど変わりませんが、たとえば「○○%」など数字を具体的に示すなら利率と呼ぶことが多いでしょう。反対に金利とは、支払う利息自体を指す言葉として使われています。

金利はお金を貸す側と借りる側が話し合いで決めればようものですが、銀行やノンバンクなどでは事前に決定された利率が提示されています。

どのようにローンの利率を決めているのかというと、たとえば融資期間の長短や、担保の有無、資金の使途などです。

さらに商品の値段のように需要と供給のバランスによって決まるので、融資を受けたいという方が増えれば、利率も高くなると理解しておきましょう。

 

金利にもいろいろな種類がある

先にも述べたとおり、金利には、日歩、月利、年利などの種類があり、他にも固定金利や変動金利など種類をあらわす名称として使われています。

 

固定金利

固定金利とは、借り入れ当初の契約で設定された利率を完済するまで変更することなく、利息の金額を計算されます。

経済情勢などに関係なく常に一定利率が適用されるので、世間は金利が下がってお金を借りるなら今だ!と盛り上がっていても関係ありません。そのタイミングで借り入れを行った場合よりも高い利息を支払うことになります。

ただ、現在の歴史的な低金利が続いている状況においては、固定金利のほうが得をすると考えられます。

 

変動金利

もう一方の変動金利は、一定の基準に従い利率が変わっていくタイプの金利です。銀行の1年以内の最優遇金利である短期プライムレーを基準として利率が変動していきます。

銀行が市中金利などを参考にしながら決定するのが短期プライムレートです。経済情勢などが影響して変化していく金利なので、仮に市中の金利が急騰すれば利率は大幅に引き上がるといえるでしょう。

変動金利は一般的に金利が低めに設定されているので、現在のように低金利が続いているうちなら多くの元本を返すことができます。金利が上昇したときにはすぐに対応できるように、金利をまめにチェックしていくことも必要です。

 

まとめ

お金を借りるときには、とにかく資金を調達しなければならないという思いばかりが先行してしまいがちですが、どのくらいの利息を支払うことになるのか把握しておくことも大切です。

何より大切なのは、毎月返済義務が生じることになったとき、続けて返済できるかどうか計画を立てておくことといえます。

資金を調達できたとしても、その場しのぎで終われば意味がありません。借りたお金はしっかり返すことができるように、計画性を持った借り入れを行うようにしてください。