闇金業者からお金を借りた利用者はその後どのような末路を迎える?


資金を調達することは事業を継続する上で重要な項目ですが、たとえば銀行などからお金を借りることができず、さらにノンバンクといわれる貸金業者からも断られてしまったとう場合、次にどこから借り入れを行うことを考えるでしょう。

資金の調達先を失ってしまい、それでも何とかして運転資金を集めなければ!という思いにかられ、闇金業者を利用してしまうケースもあるようです。

しかし、正規の貸金業ではない闇のルートでお金を貸し付ける悪徳業者なので、一度でも借りてしまった利用者はかなり苦しい状況に追い込まれることになってしまいます。

 

闇金業者からお金を借りたことがある利用者の割合は?

平成31年4月に日本貸金業協会が発表した報告書である「貸金業界の現状と事業者における資金調達等の実情について」では、「ヤミ金融等非正規業者との接触状況」といった報告もされています。

これによると、闇金業者など正規ではない貸金業者と接触した経験があるかという項目で、何と16.3%が接触したことがあると回答しています。

接触方法も、闇金業者など非正規業者から電話があったことをきっかけとする方が31.3%と最も高く、続いてインターネット上の業者の広告によるものが22.4%、FAXが届いたとされる方が17.9%という結果でした。

闇金業者など、非正規業者の存在を知っているかどうかという質問には、80.4%が存在を知っている、または聞いたことがあると回答しているのに利用してしまうようです。

 

貸金業者に寄せられる相談内容

資金を調達することを希望する方が貸金業者に寄せる相談内容の傾向と変化については、借り入れや返済についてがほとんどです。

また、生活設計や事業の資金繰りなどに対する相談も一定割合を占めるなど、貸金業者もカウンセリングなどを実施していることが有用性に繋がっているといえるでしょう。

そして近年増加しているのが、闇金業者やクレジットカードショッピピング枠の現金化、ファクタリングを装い貸付を行うなどの取引についての相談のようです。

 

闇金業者が利用者を追い詰める手口とは

実際に闇金業者からお金を借りた方は、どうしても事業資金として必要だったというケースが多いようですが、その結果、脅迫的で非人間的な取り立てを受けることとなり、家族までもが恐怖を感じるなど精神的苦痛を強いられることになっています。

経済や生活問題が原因で自ら命を絶ってしまう方もいるようですが、その過半数の方は闇金業者からの脅迫的な取り立てに耐えきれなくなったことで、自殺に追い込まれているとも考えられます。

一度利用者になってしまえば、事業を続けるどころか生きていくこと自体ができなくなるほど追いつめてくる闇金業者の手口とはどのような内容なのでしょう。

 

最初は親切な対応

闇金業者は利用する前はとても親切に対応してくれるので、その対応に安心して借りてしまうケースもあるようです。しかし、親切に対応しているのは相手を油断させて信頼させることを目的としているため、一度利用すればそこからは態度が180度変わると理解しておきましょう。

 

契約の際の金利は不明

闇金業者と契約を結ぶときに結ぶ契約書を確認すると、設定される金利の欄に記載がないことがほとんどです。

ここに法外な金利が設定されていると、それを証拠に違法業者であると訴えられてしまう可能性があるからでしょう。

また、広告などにも金利の記載がない場合、違法な金利を設定される可能性があると考えておくべきです。

 

家族に対しても脅しをかけてくる

利用者だけでなく、その家族まで被害は及びます。家族に迷惑を掛けたくないという利用者の心理を利用することが目的です。

 

身分証を取り上げられてしまう

生活の様々な場面で使用することがある身分証ですが、この身分証を取り上げて、人質のように扱い法外な金利による返済から利息を取り続けようとします。

 

白紙委任状を書かされる

白紙の委任状を書くように要求されることがありますが、これは何らかの行為を闇金業者に委任するという内容で、後で闇金業者が追記できるように白紙になっています。しかし何に対する委任なのかわからないまま記入してしまうと、様々な内容で悪用される可能性が出てくるでしょう。

 

完済することは不可能

闇金業者は利用者が完済してしまうと、その後、利息を取り続けることができなくなってしまうので、完済しようとする日には連絡が取れなくなるなど完済させないように行動します。

また、利用した闇金業者から別の闇金業者に、利用者の情報などが流れてしまいます。それにより、利用した闇金業者に対する返済が苦しくなると、別の闇金業者から貸し付けの誘いの連絡が入り、二重に闇金業者を利用することになってしまいます。

 

まとめ

一度、闇金業者でお金を借りてしまうと、借金の無限ループに陥ってしまうことになり、いつまでたっても完済できずその出口は見えなくなってしまいます。

そのような状況に陥らないためにも、闇金業者からは絶対に借り入れを行わないことも重要ですし、最近ではファクタリング会社を装った闇金業者なども存在するので、騙されないように注意することが大切です。