優良企業とは|新しく取引を始める会社選びの判断基準


新しく取引を始めようとする企業が優良な会社なのだろうか?と不安になることは多々あるでしょう。せっかく新規で取引を開始するなら、長く付き合いができるよう優良企業を選びたいものです。

ただ、優良企業とはそもそもどのような状態にある会社のことなのでしょうか。そこで、安心して取引先を選ぶことができるように、優良企業と呼ばれる会社の特徴や見分け方などをご説明します。

 

優良企業とよばれる会社の特徴

優良企業とは明確な定義はないものの、事業を安定して継続できる会社であり、顧客や社員からの信頼も厚いホワイト企業のことを指しています。

主に次のような特徴がある会社のことなので、それぞれの内容を把握しておくと取引先を選びやすくなります。

 

優良企業の財務状況は良好

財務状況は会社の経営状態をあらわすため、高い収益性の事業を展開しており、今後も安定した状態で事業を継続できることが見込めるはずです。

 

優良企業は継続して成長を遂げている

伸び率はそれほど高くなくても、市場での需要が高く、毎年少しずつ順調に伸びている部分があるなら、成長性が見込める優良企業といえるでしょう。

 

優良企業には圧倒的な技術力が備わっている

たとえば世界中から注目される技術を持っているなど、競合に打ち勝つことができる圧倒的な技術力が備わっている会社は有力です。

現在の事業だけでなく、他の商品や販路にも活かすことができる技術を保有している場合は、今後もさらに成長していくと見込まれるでしょう。

 

優良企業は社会的に価値が認められる取り組みを行っている

株式会社などは一般に利益を得ることを目的とする営利事業です。ただ、その中で社会貢献に繋がる取り組みを行うなど、会社を続けることが地域や国に還元できる形を作っているなら優良企業といえるでしょう。

 

優良企業は社員が抱えるストレスが少ない

職場や人間関係でストレスを抱える方は少なくありませんが、優良企業の場合、円滑にコミュニケーションを取れるような職場環境になっているなど、不満やストレスを感じにくい状態を作っていることが多いといえます。

会社は組織であり、内部での人との繋がりの良さが外部との繋がりにも影響します。働く方が安心して仕事ができる環境が整備されていれば、社員の定着率も安定するため人手不足に悩まされることもないでしょう。

 

●優良企業なら社員は辞めない

会社は社会や国に貢献しながら利益を得る、社員は会社に貢献しながらその就労の対価として給料を得るといった流れがそれぞれ納得の上構築されていることも、優良かどうか判断する目安となるはずです。

社員の福利厚生が整備されていたり、平均年収が高めで、勤続年数の平均が長い場合は、働きやすい職場環境にある優良企業といえます。

 

優良企業は誰からの目線かによっても判断が異なる

優良企業かを判断する場合、誰がその会社を評価するかによっても注目したい部分は異なります。

たとえば顧客目線なら、商品やサービスのよさやコストパフォーマンス、利用しやすさなどが関係しますが、これが株主目線になると売上がよいか、投資価値があるかなどで判断しますし、働く社員目線なら働きやすい環境が整備されているか、離職率の低さなどで判断することとなるでしょう。

ホワイト企業という言葉は、このうちその企業に就職しようとする方が判断する指標として用いられることが多いです。

会社の内部に所属することになる社員が働きやすい環境が整備されているホワイト企業であれば、それ以上に外部には気を使うはずなので、取引などにおいて嫌な気持ちにさせられるといったことはないでしょう。

 

相手企業の財務状況や経営判断を知るために

ただ、いくら社員が働きやすい環境を整備していても、財務状況が悪ければどうにもなりませんし、間違った経営判断を行っている場合はその後、転落していく可能性もあります。

そこで、求人情報や投資家向けの広報活動であるIR、ニュースなどの情報から、本当に優良企業と判断できるか、その要素を確認していきましょう。

 

IRを参考に財務状況や経営判断を確認

IRとは投資家向けの広報活動のことで、財務情報や今の経営判断など、会社が事業を営む上では欠かすことのできない部分を把握できる資料なので、業務推移や財務状況、収益性と従業員数なども知ることができます。

クライアントや顧客にどれくらい受け入れられているかといった業績推移、運用は現在円滑に進んでいるか、粗利益を従業員数で割った場合の収益性の高さなどを確認できるため、優良企業か判断する材料となるはずです。

 

メディアからの情報で競合他社と比較

また、ニュースなどメディアから発信される情報により、技術力や商品力の高さ、海外にも受け入れてもらえる生産品かなどを確認することも必要になります。独自の商品や技術力を持っているか、今後海外に展開する予定はあるのかなども判断する材料にするとよいでしょう。

 

まとめ

新規で取引を始めるのは優良企業のほうが安心できると考えるのは、実際に商品やサービスを提供した後で、その代金が期日に支払われなくなると連鎖倒産してしまう可能性があるからです。

優良な企業であれば、期日に遅れることなく支払いを行ってくれるでしょうし、倒産するリスクが低いことで巻き込まれる心配もないと判断できます。

ご説明した優良企業の内容や見分け方などを参考に、今後取引を始めようとする企業は本当に安心できる会社かしっかり判断するようにしてください。