赤字決算でもビジネスローンの審査に通過できるケースとは?


決算書の数値が赤字の場合、資金を調達しようとビジネスローンに申し込んだとして、借り入れはできるのかと考えてしまうこともあるでしょう。

銀行のプロパー融資などよりは審査が柔軟であるとはいえ、さすがに赤字決算の状態ではお金を貸してくれないのではないか…。そのように不安を抱える方のために、ビジネスローンの審査基準などをご説明します。

 

ビジネスローンで実施される審査の仕組み

ビジネスローンに限らず、融資を受けようと申し込みを行った際に実施される審査では、お金を貸し付けた後で遅れることなく返済がされるかを重視します。

そのために必要となる返済原資を生み出す能力があるのかを判断することになりますが、毎月黒字なら発生した利益を返済資金に充てることができるので、利益額の一定割合まで融資可能という判断ができます。

しかし赤字の場合、利益が生まれないため毎月の返済に充てる資金をどこからねん出するのか問題視されることになってしまいます。

一時的な赤字であるならまだしも、赤字続きという場合はビジネスローンを申し込んでも、審査に落ちてしまう可能性が高くなるといえるでしょう。

 

赤字でもビジネスローンの審査に通るケース

ただ、決算書が赤字なら間違いなくビジネスローンの審査に通らなくなってしまうというわけではなく、次のような理由で赤字決算の場合には審査に通ることもあります。

 

減価償却費が関係する赤字

固定資産を購入したときなど、購入代金を一括で損金として処理せず、一旦、資本的支出として資産計上します。その後、固定資産に応じた耐用年数に合わせて毎年少しずつ、減価償却費として処理することになります。

そのため、現金が出金されなくても経費として計上できる費用が発生することにより、赤字が発生することもあります。この場合、減価償却費を除いた経常利益で返済原資が十分か判断されることになるでしょう。

 

特別損失による赤字

本業とは直接の関係のない損失のことで、

  • ・事業や資産、人のリストラや減損処理などによる収益の悪化
  • ・子会社の設立や廃業など投資戦略の転換
  • ・地震や豪雨など自然災害
  • ・商品やサービスにセキュリティ面で発生した問題

など、本来の業務によるものでない一時的と判断できる損失特別損失です。

この特別損失がなければ例年通り黒字だったのに…。という場合は、特別損失の内容によって判断は異なる物の、赤字決算となっていても審査に通る可能性があります。

 

赤字でも担保が十分にある場合

ビジネスローンとは法人向けの無担保ローンを指しますが、中には不動産担保ビジネスローン、売掛債権担保ビジネスローン、動産担保ビジネスローンといった担保をつけて融資を受ける内容のローンも提供されています。

担保をつけたとしても、決算書が赤字であれば審査に通るとはいいきれませんが、その担保価値が高い場合や、担保に対する融資金額の割合が小さい場合には融資可能と判断されることもあります。

 

決算書が赤字である理由を確認すること

決算書が赤字になっている内容によっては、ビジネスローンの申し込みを行っても審査に通る可能性が考えられます。

特に、実際には出金を伴わない経費である減価償却費が原因の赤字の場合や、一過性の本業とは無関係の特別損失が影響する赤字などの場合、相談してみることで審査に通る可能性が考えられます。

仮に審査に通らなくても、価値の見込める資産を担保として差し入れることにより融資を受けやすくなるでしょう。価値の見込める資産として考えられるのは、不動産、売掛債権、在庫、証券などです。

それでもだめなら、決算書を不要とするビジネスローンを利用することを検討しましょう。決算書が必要ないことで、赤字決算であること自体が審査の対象にはならない可能性があるからです。

 

ビジネスローン以外の資金調達方法に目を向けてみては?

ただ、資金の調達方法はビジネスローンだけではありません。ビジネスローンを利用する理由として挙げられるのは、銀行からの融資は審査のハードルが高いと感じることや、すぐに資金を調達したいと考えるからでしょう。

ただ、即日資金を準備できる方法はビジネスローンだけではありません。売掛債権を担保として融資を受けるのではなく、売却して換金するファクタリングなら即日現金化も可能です。

一般的に中小企業などでは売掛金を多く保有しているものですが、入金期日までの期間の支払いに苦労している姿を多く目にします。その売掛金を先に現金化することで、借金を増やすことなく資金の調達が可能だとしたら…。

ファクタリングでは赤字決算かどうかは関係なく、売掛先の信用力を重視した審査が行われます。

 

税金の滞納や債務超過でも利用できる可能性大

赤字決算以外にも、税金を滞納していたり、銀行にリスケジュールの相談をしていたり、ビジネスローンの審査に落ちてしまったという場合でも、利用できる可能性が高いのがファクタリングです。

最短で即日、資金を調達することができますので、もし赤字決算であることにより資金の調達方法に悩んでいるのなら、選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょう。

赤字経営を立て直したいなら

赤字状態の経営を立て直したいなら、利益を追求すること、そしてコスト削減は欠かせません。

ただ、いくら利益を追求しようとしても赤字の会社が新しい商品やサービスの開発に向けて資金を費やすことは難しいでしょう。

赤字なので銀行融資も受けることができず、状況は改善されにくくなってしまいます。

このような場合、保有する売掛金をファクターとよばれるファクタリング会社に売却し、資金に換えるファクタリングを利用してみましょう。

ファクタリングは借り入れではなく、売掛金の売買なので財務状況などが悪化していても資金の調達方法として利用できます。
ファクタリングにより調達した資金を支払いに充て、資金繰りを改善させた後で銀行融資を申し込み、投資資金を調達するといった形が望ましいでしょう。

税金の滞納や債務超過でも利用できる可能性大

無駄なコストも削減することを忘れずに行いましょう。

余分に発生しているコストを削るだけでも、赤字状態を改善させることに大きな影響があるはずです。

黒字でも手元の資金不足に陥らないよう安心できませんが、赤字状態が続いていても当然危険なので、赤字状態から脱却することを検討しましょう。