悪徳ファクタリング会社の詐欺の実例と注意点


ファクタリング業は貸金業に該当しないことを良いことに、いくつもの悪徳会社の参入があるのも確かであります。安すぎる手数料や広告、突如の契約条件変更には特に気をつけた方が良いです。

巧妙な手口に気をつけろ!

ファクタリング業は今、少しずつ新しいビジネスで日々進化しています。
しかし、債権売買取引は貸金業法に抵触しないことから参入が非常にしやすく、悪事を働く企業が後を絶たないのが現状です。
参入しやすい業界で必ず登場するのが悪徳組織なのです。

このページではそんな悪徳会社の手口を掲載しています。
相手の出方の情報を知っているかどうかでいざという時に冷静な判断ができると思います。

詐欺会社の手口

悪徳詐欺会社の手口は下記のようなものです。
想像しただけで恐ろしくなる内容ですが、騙されないためにもしっかりと頭に焼き付けて頂きたいと思います。

1.入金は半額以下なの!?

手数料の引き上げ程度ならまだ良い方です。
悪徳会社はもっと容赦なく搾取してくるのです。

契約を進める中で、色々なお金を請求してきます。
例えば、「保証料」「手付金」などです。実際の振込金額から相殺してくるのが彼らのやり口なのです。

最終的に振り込まれたのは110万円の売掛金に対して半分以上が取られて50万円だった。なんて話しも珍しくないのです。

2.審査で手数料積み増し

広告などを閲覧し、申し込みをしてきたお客に対して買取可否の審査を行います。
正常なファクタリング会社なら帝国データバンクやJICCから顧客信用を確認し、売掛先の財務状況を確認… という流れで審査を進めるものですが、悪徳会社の場合は形だけ審査をするのが特徴です。

手の込んだ企業は、お客の名前が闇金等詐欺業者間で共有されるブラックリストに載っていないかは見るようなのです。
世の中にはワザと詐欺業者から借金をし返済せずに逃げる。という強者もいるからなのです。

待つこと30分〜1時間。
当たり前に正式な審査をしたかのような言い振りで折り返し電話がきます。
大体、このタイミングでそれらしい理由を並べて手数料積み増しの打診があると思います。

切羽詰まった状況では「仕方がないかな」と思ってしまうかもしれません。
また提示されるファクタリング手数料は20〜30%と高めではありますがギリギリ相場内であるケースが多いのです。

3.甘い蜜で勧誘

2社間ファクタリングであれば手数料の相場は10%〜30%です。
そんな中で悪徳会社は5%前後の破格の手数料で宣伝広告を打ち出してだまされる企業を探します。

冷静に考えて頂ければ、コストとリスクを考えて、実際に5%で2社間ファクタリングができるはずがない事に気付くと思います。

4.ジャンプの無限ループ

1ヶ月後、ファクタリング会社への支払日。
これだけ手数料を取られて資金繰りが健全化していることはほぼ無いと思って下さい。

ここで詐欺師には良くある得意技、押し引きによる巧みな誘導が始まるのです。

他の支払先もあるし、待ってくれるなら助かる…

そんな思いから分割を選択する方も多いと思います。

ただ、忘れてはいけないのが相手はあくまで悪徳会社、分割手数料も法外な金額なのは言うまでもないでしょう。

悪徳会社の分割返済例

40万円を10万円ずつ4ヶ月支払いとするなら、毎月の手数料が5万円。

1ヶ月目 15万円(10万円+手数料5万円)
2ヶ月目 15万円
3ヶ月目 15万円
4ヶ月目 15万円
合計返済金額 60万円

金利に置き換えると貸金業法で定められた法定金利の数十倍を請求されていることになり、こんな支払いに付き合っていてはキャッシュ・フローの健全化は見込めません。
ひどい企業だと1週間単位で返済を求めてくる場合もあり、そうなると年利1,000%を超える事態になりかねません。

そしてどこかで支払いが追いつかなくなると…

これは貸金業で言われるジャンプ。
今月の16万が払えない人が次月に2ヶ月分の32万円+手数料10万円=42万円の返済ができるわけがありません。
しかも、次月は3ヶ月分を持ち越すので手数料も増額されてしまう。。。

ご理解頂けましたかね?
彼らは客を毎月ジャンプさせて元金を減らさずに金利に相当する手数料だけを取り続けるという手口なのです。

買取時手数料 60万円
1ヶ月目分割手数料 5万円
2ヶ月目分割+ジャンプ手数料 10万円
3ヶ月目分割+ジャンプ手数料 15万円

取引を1年も続けたら…
わずか40万円の現金を得るために、250万円もの手数料を支払うことになります。
もうファクタリングではなく、違法金貸し業者でしかありません。

5.容赦無い脅し

当初はある程度紳士的な態度で接してきます。しかし、支払い遅れがあればヤクザな本性をさらけ出し容赦無い脅し行為が始まるのです。

重要取引先への通知

ファクタリングに伴いファクタリング会社へ売掛債権を売買したことを証明する「債権譲渡通知書」に捺印しますが、2社間ファクタリングでは取引先にダマで行われてしまいます。
資金繰り悪化を知られたくない、債権譲渡禁止特約が結ばれていることなどを弱みに「支払いを拒めば、取引先におたくが売掛金を譲渡したことを通知する!」と詰めかけます。

保証人・周囲への追求

本来のファクタリングに関して、保証は不要ですが、詐欺会社は家族等を設定させることもあると思います。
支払いが滞れば保証人に今すぐ全額支払えと煽ってきますし、家族にも手加減しないのです。
「子供の学校に乗り込んできた。」「兄弟の会社に電話がかかってきた。」と周囲を巻き込み逃げ道を無くしていくのです。

執拗な嫌がらせ
  • 大量の出前を頼まれてしまった。
  • 近所に迷惑行為をされるようになった。
  • 従業員に悪評を流されれてしまった。

など考えられる嫌がりそうなことは全力で仕掛けてくるのです。
経営が苦しく精神的負担がある中で、近所からは白い目で見られ、従業員の信頼も失い、何も残らなくなってしまいます。

利用者側が詐欺罪に問われることも

最後に、ファクタリング利用者側が詐欺扱いになる例を紹介していきます。
悪気が無くとも立派な詐欺罪になりますのでご注意ください。

利用者(客)側詐欺の大半が二重譲渡に関連するものなのです。
シンプルに言うと、1つの売掛債権を複数のファクタリング会社に売り渡し、最後に脱走する手法です。
二重譲渡と呼ばれ完全違法行為ですが、2社間ファクタリングでは売掛先に債権譲渡通知を行わないことから、これに気が付かないケースが多いのです。

100万円の売掛金を元にA・B・C3つのファクタリング会社へ同時に申し込みを行い、それぞれ90%で現金化していきます。
すると270万円が入ることになりますが、当然売掛金は100万円しか入って来ないのです。
本当に悪気が無くやる方もいらっしゃいますが、最初から何社にも重複譲渡して逃走してしまう計画的犯行も稀に見ます。