ファクタリング取引の種類


ファクタリングは細かく分けると4つの種類に分類できます。
売掛金の買取を行うものは一般的に「一括回収ファクタリング」に分けられますが、医療関係なら医療報酬債権ファクタリングの利用が可能な場合や、貿易業だと国際ファクタリングを用いるケースもあるため一度整理しておきましょう。

 

一括回収ファクタリング

売掛金早期化に用いられるのが一括回収ファクタリングで、一般的にファクタリングというワードが出た場合にはこの一括回収型を指しています。
売掛先を含める3社間でファクタリングを行うケース、そして売掛先会社に通知を行わずに2社間で完結するケースがあります。

ファクタリング会社のリスクが低いのは、売掛先も同意のもとで行う3社間ファクタリングですので、リスクが低い分手数料も割安に設定されています。
昭和40年ごろから国内でも存在する取引であり、近年では手形割引に代わる資金調達方法として中小企業で確立されてきている手法です。

医療報酬債権ファクタリング

一括回収と基本的な仕組みは同じですが、対象が医療機関や歯科・介護業としています。

国保(国民健康保険団体連合会)や社保(社会保険診療報酬支払基金)から保険点数に応じて支払われる診療報酬を売却することにより、通常であれば2か月後入金される現金を即日現金化できる方法です。

一件収益性が高いイメージが強い医療業界ですが、収入の7割は保険機関から後入金されるため、想像よりもキャッシュ・フローが厳しいのが現状です。
実際、社保に申請される診療報酬債権譲渡通知の件数は、月間4,000~5,000件ですので年々利用数は増えていると言われています。

保証ファクタリング

売掛先から回収することに不安がある際に用いられる方法で、破綻することが確実な場合には審査の際に買取拒否になる可能性はあります。ただ、多少の手数料を支払うことになってもリスク回避の賢い選択だと言えるでしょう。

買取された場合には、債務会社が支払い困難に陥った場合でもファクタリング会社から代金が満額支払われます。

保証ファクタリングは保険的な意味合いが強く、取り扱う金額も多額になるため大手金融機関の商品として扱われることが多いです。
販売元会社が自社の与信範囲を超えるビジネス展開を希望している場合、根保証をつける使い方や、調査した販売先の信用情報などを入手できるという副次的なメリットがあります。

国際ファクタリング

輸出取引を対象としたファクタリングサービスで、貿易ビジネスで懸念されるバイヤーの信用度調査金銭的保証を行う内容になっています。

通常の海外取引の場合、信用状(L/C)によって保証することになりますが、より迅速さと効率さを求める場合に用いられる手法です。