売掛金の比率が大企業ほど小さい理由


信用していることで、売掛金として作られる金銭が生まれて、後から支払ってもらえるように契約を結んでいます。中小企業の場合は、高額な売掛金が出ているケースも有り、売掛金が原因で倒産しています。しかし、大企業は売掛金が小さい比率で推移しています。その理由は企業のあり方に関連しています。

大企業は売掛金の契約をあまり行っていない

売掛金の契約は、中小企業が行っている傾向が強くなっています。売掛金を作っている代わりに、相手企業を信頼して支払いを待ってもらうのです。ある程度の金額が生まれているようなら、売掛金を支払ってもらい、比率を減らせるようになります。
大企業の場合は、そもそも売掛金の契約をあまり行っていない傾向があります。つまり売掛金が作られる傾向も少なくなっていますから、大企業は比率が小さい状態となっています。利益を自分たちで得られる傾向があるために、比率を抑えやすいのです。

大企業は元々の収益が多いため

もう1つの理由として、大企業は収益を多く持っています。企業に関連している収入減が多くて、保有している金融資産も多くあります。仮に売掛金が生まれたとしても、大企業だとちょっとした金額では比率が上昇しなくて、あまり影響が出てきません。
中小企業の場合、売掛金が売上の3割を超えているなんて状態が起こりやすく、資金繰りに苦労する傾向もあります。大企業は、売掛金が発生したとしても、元々の利益が多くなっているので、売掛金の比率を抑えられる効果があります。
大企業であればあるほど、収益に対して売掛金の比率は減らされるようになり、あまり急激に増えてこない傾向があります。

大企業で売掛金の比率が増える場合

仮に大企業で売掛金の比率が増えてくるようなら、それは企業の経営状況が悪化していると考えられます。大企業は信頼性をかなり持っていますし、元々保有している金融資産がかなり多いので、本来なら売掛金ができても比率を高める要因がありません。
ところが売掛金の比率が高くなってくる場合は、何らかの形で売上が大幅に減ってしまっています。大きな問題を起こしてしまったことで、比率を高める要素が生まれて、売掛金が大企業でも増えてしまうのです。
大企業で売掛金が高い状況であれば、経営に苦労していると判断できます。意外と大きな企業でも、1度はこのような経験を持っていますが、立て直す力も相当大きく、すぐに比率を戻していける能力も持っているのです。