ファクタリングのメリットとは?融資と比較したときの強みを徹底解説!


保有している売掛金が取引先から支払われるのはまだまだ先のこと…。しかしすぐにでもお金が必要!という場合でもファクタリングなら資金調達の方法として利用できることがメリットです。

では実際に、ファクタリングを資金調達の方法として使うことにどのようなメリットがあるのか、デメリット部分もあわせて徹底解説していきます。

 

ファクタリングは中小企業にとって特にメリットが高い

ファクタリングのメリットを活用して資金を調達する経営者は、銀行融資と比較してどこにその魅力を感じているのでしょう。

実際、ファクタリングの利用が中小企業の間で広がっているのは、資金力の弱い部分をしがらみなくスムーズに補うことができる方法だからといえます。

ファクタリングは企業などが保有する売掛金をファクタリング会社に売却し、売掛先から代金の回収を行うより前に現金に換えて資金調達する方法です。

この方法の何が特に中小企業にとって魅力やメリットになっているのか、利用拡大につながっていると考えられる部分を把握した上で利用を検討するとよいでしょう。

 

すぐにお金が必要でも即日調達できる!

ファクタリングを資金調達に活用する上での最も大きなメリットとして挙げられるのが、実際に手元にお金を調達するまでのはやさです。

ファクタリング会社によっては、最短1日というスピーディさは、他の資金調達方法にはない魅力といえるでしょう。

ノンバンクのビジネスローンなどでも即日融資は可能となりますが、ファクタリングは融資を受けるわけではないので審査においても後述するように柔軟であり、銀行融資のように何週間も審査に時間がかかることはありません。

急にお金が必要!というときの頼りになる存在であることがファクタリングの最大のメリットです。

 

ファクタリング契約まで流れ

ファクタリングはすぐに資金調達できるスピーディさがメリットですが、ファクタリング会社によって即日お金を受け取ることができるのは契約までの流れがスムーズだからです。

なお、ファクタリングを利用する場合には、まずファクタリング会社に電話や公式サイトの申し込みフォームから相談を依頼します。

公式サイトの申し込みフォームを利用した場合、ファクタリング会社から折り返し連絡が入るので保有する売掛金を現金化したい旨を伝えファクタリング利用の相談・申し込みを行いましょう。

なお、ファクタリング契約において必要となる書類は、ファクタリング会社によって異なるものの一般的には次のとおりです。

  • ・会社概要や事業内容を説明できる資料(パンフレットや開設しているホームページの印刷などで可)
  • ・商業登記簿謄本
  • ・過去2期から3期分の決算書類
  • ・資金繰り表や取引先との取引履歴のある銀行口座通帳など
  • ・売掛金の存在を証明できる書類(業務基本契約書・発注書・請求書など)
  • ・税金や社会保険関係の書類(納税証明書・領収書・納付済証など)

後述しますが、ファクタリングの審査において重視されるのは売掛先の信用力です。ただ2社間ファクタリングにおいては、売掛先から期日に売掛金を回収するのは利用事業者となるため、税金滞納があると差し押さえに遭う可能性があります。

もし売掛先から入金があったタイミングで利用事業者の口座が差し押さえになると、ファクタリング会社は現金化した売掛金を回収できなくなってしまいます。

そのため過剰な税金の遅延や滞納があるのなら、税務署に事情を説明して分納で対応してもらえるように交渉するといった差し押さえにならない対策を行っておくことが必要です。

 

審査のハードルは銀行融資よりかなり低め

ファクタリングは融資を受けるのではなく、保有する売掛金という債権を売買して資金を調達する方法です。

ただし商品券を金券ショップで売却して現金化するときのように、現物のものを持ち込み売ってお金に換える方法とは少し異なります。

そのため本当に売掛金が存在していることを証明でき、売掛先が安定した企業であり期日には間違いなく売掛金の支払いが行われることが説明できれば、利用事業者の財務状況が悪くても審査は柔軟に対応してもらえるでしょう。

銀行やノンバンクなどの融資においては、どうしても利用事業者が赤字決算や債務超過、税金滞納という状況であれば審査に通りません。

しかしファクタリングは、このような状況においても利用できる可能性が高いことがメリットといえます。

 

ファクタリング審査で注目されるポイント

特にファクタリング審査において注目される部分は次の項目です。

 

売掛金の種類

ファクタリング会社に売却する売掛金が、継続して取引のある売掛先のものなのか、それとも突発的に発生したものかによって買取可否にも影響します。

たとえば継続して取引のある売掛先の売掛金で、毎回期日には遅れることなく入金されているとしたら、今後も期日には確実に回収できるとみなされファクタリング会社にとってもメリットがある買い取りとなるでしょう。

しかし初めて取引を行った相手や、季節性の激しい取引の売掛金の場合、未回収となるリスクも考えておかなければファクタリング会社が損失を被る可能性が出てきます。

突発的な取引の売掛金だから買い取ってもらえないとは限りません。ただ、利用において発生する手数料は少々高めに設定される可能性もあると認識しておくべきです。

 

二重譲渡リスクの高い売掛金でないか

ファクタリング会社に持ち込まれた売掛金が、すでに他の業者に売却されていたものだった場合、後で買い取ったファクタリング会社は売掛金を回収することはできなくなってしまいます。

売掛金は目に見えない債権という名の資産ですので、二重に譲渡されたリスクの高いものではないか確認されることになります。

なお、二重譲渡によりファクタリング会社をだます行為は詐欺罪に該当しますので、絶対に行わないようにしてください。

 

売掛先の信用力

ファクタリングで売掛金を現金化した後、もし売掛先が倒産してしまったらファクタリング会社は売掛金の回収はできなくなるでしょう。このとき、利用事業者に売却した売掛金を買い戻すように請求されることはなく、貸し倒れリスクはファクタリング会社が負う形となります。

貸し倒れリスクをファクタリング会社に移転する形で資金調達が可能であることは、利用事業者にとってはメリットです。しかしファクタリング会社にとっては、買い取る売掛金は間違いなく回収できるものでなければならないといえます。

そこで、売掛先が信用力の高い企業であるのか、帝国データバンクや商工リサーチなどの情報機関を使い調査されます。

たとえば診療報酬や介護報酬などの売掛金であれば、相手が公的機関となるため信用力は高いとみなされます。さらにこれらの債権は、もしファクタリングを利用することを知ってもその後の取引に影響する売掛先ではないため、2社間ファクタリングではなく3社間ファクタリングを利用し手数料を下げて資金調達可能となる点がメリットです。

他にも売掛先が大手企業である場合など、信用力が高いとみなされ2社間ファクタリングでも手数料は低めに設定されやすいといえます。

 

ファクタリングに担保や保証人はもちろん不要!

ファクタリングは融資を受けて資金調達する方法ではありません。銀行融資で資金調達するとき、デメリットとなるのが担保の差し入れや保証人の準備を求められることでしょう。

担保として差し入れることができるだけの価値ある資産を保有していなければなりませんし、借金に対し連帯して責任を負ってくれる方を見つけなければならないのです。

しかしファクタリングは売掛金という債権である資産を売却してお金に換えるだけなので、担保や保証人を準備する必要は一切ないことがメリットといえます。

 

信用情報に対する影響はなし!

先にも述べたとおり、ファクタリングは融資を受けて資金調達するのではなく、あくまでも資産を売却して現金化させる方法です。

そのため会計処理上においても、負債に分類されることなく決算書の赤字を増やすことはありません

銀行融資の審査においてもデメリットとなることはなく、むしろ資産を圧縮しスリム化できる点でメリットがあるといえます。

さらに信用情報にも影響はありませんので、安心して資金調達に利用できることもメリットです。

 

信用情報とは?

国内には3つの信用情報機関が存在しており、この機関の蓄積している情報を信用情報といいます。銀行からの借り入れ・カードローン・キャッシングなど融資関係の取引、クレジットカード作成などの情報が登録されます。

これらの情報機関は互いの信用情報をつなげるネットワークを運用し、情報を共有しているので銀行・ノンバンクに限らず融資履歴や遅延情報などは嘘がつけない状態です。

ただファクタリングはお金を借りるわけではありませんし、分割でモノを購入するわけでもありませんので、信用情報機関に取引の内容が登録されることがないのもメリットといえます。

 

取引先に知られないのもメリット!

ファクタリングを利用する際、もっとも気になるのが売掛先に売掛金を売ってお金にすることを知られると、自社の資金繰りが悪化していると勘繰られ不安を与えるのではないかという点です。

それにより、売掛先との取引に悪影響が及ぶことは避けたいものですが、2社間ファクタリングであれば売掛先に知られることなく資金調達できるというメリットがあります。

 

反対にファクタリングにデメリットはあるの?

ファクタリングはメリットが多い資金調達の方法ですが、メリットがあればデメリットもある点に注意が必要です。

銀行からお金を借りるときにも利息が発生しますが、ファクタリングを利用するときにも手数料が発生します。

ファクタリングには2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類がありますが、このどちらを利用するかによって手数料は大きく異なる点に注意しておきましょう。

まず利用事業者とファクタリング会社、そして売掛先で契約を結ぶ3社間ファクタリングの手数料相場は1〜5%です。

それに対し売掛先を挟まない2社間ファクタリングの場合、手数料相場は10〜20%と大きくなってしまいます。

手数料だけをみれば3社間ファクタリングのほうが断然お得だと感じるでしょうが、売掛先に対し説明して同意を得た上でファクタリング契約をしなければなりません。

急いで資金を調達しなければならないというタイミングで、手数料の安さ以上にこの手間にかかる時間は大きなデメリットとなってしまいます。

また、先にも述べたとおり売掛先にファクタリングを利用することを知られることはデメリットとされることもあるので、その点は理解した上で資金調達に活用することが必要です。

 

2社間でも債権譲渡登記が必要な場合はデメリットに

2社間ファクタリングでは、売掛先に対して通知を行ったり承諾を得たりという流れはありません。そのためファクタリング会社に売掛金の権利が移ったことを証明するため、債権譲渡登記を求めてくることがあります。

しかしこの債権譲渡登記は、手数料と別途費用が発生する上に、登記情報として登録されるので誰でも閲覧可能となってしまいます。

売掛先が売掛金の登記情報をわざわざ確認する可能性は低いとしても、銀行融資の申し込みを行っている場合には銀行は必ずチェックする情報です。

そのため銀行融資の審査において不利な状況にたたされるというデメリットがあるため、未登記で対応してくれるファクタリング会社を利用したほうがよりメリットのある資金調達につながりやすいといえるでしょう。

 

まとめ

ファクタリングによる資金調達は中小企業にとって大きなメリットのある方法だと理解できたことでしょう。審査も柔軟で利用事業者に現金化した代金が支払われるまでも早く、急いでお金が欲しいときには最適な方法です。

ただ、メリットばかりに注目してかかる手数料などデメリット部分には目を伏せていては、有効な資金調達にはつながりにくくなってしまいます。

必要とする資金の調達にもつながらなくなる可能性がありますので、発生する手数料なども踏まえた上で本当に有効な方法か再度検討し利用するようにしてください。

そしてファクタリングを資金調達に利用する場合には、ファクタリング会社選びが重要です。悪徳業者を利用してしまうと法外な手数料を請求され、手元に受け取ることができるお金が少なくなってしまいますので、ニーズに合うサービスを提供してくれる優良なファクタリング会社を選ぶようにしてください。

ファクタリングは使い方を間違えさえしなければ、銀行融資の審査に通らない中小企業などにとっても有効な資金調達の方法であり、経営難を打破できる大きな存在といえるでしょう。