ファクタリングの手数料相場と決定付ける要素を徹底解説!


売掛金を売却して現金化させる方法で資金調達するとき、まずは手数料の相場はどのくらいなのか気になってしまうものです。

そもそも契約形態や種類が複数あり、どうすれば安くてお得なのか、自社でも利用できるのかなど疑問を感じることもあるでしょう。

ただ手数料は、種類だけでなく様々な要素が加味され決定されますので、どのような要素により決まるのか徹底解説します。

 

ファクタリングは複数の種類がある

一般的な資金調達の方法として知られているファクタリングとは、企業などが保有する売掛債権をファクタリング会社が買取り現金化するサービスです。

ファクタリング会社は、売掛金の存在を証明する請求書など利用者から提出された情報をもとに、買取金額を査定します。

その際、利用者が支払う手数料も提示されるため、納得できればファクタリング会社と契約という流れです。

この一般的に知られているファクタリングは買取ファクタリングや一括ファクタリングと呼ばれるものですが、他にも売却する売掛債権の種類により様々なファクタリングが次のように存在します。

 

  • ・買取ファクタリング…売掛債権をファクタリング会社が買取り現金化する
  • ・医療報酬ファクタリング…医療報酬をファクタリング会社が買取り現金化する
  • ・介護報酬ファクタリング…介護報酬をファクタリング会社が買取り現金化する
  • ・国際ファクタリング…海外の輸入企業からの売掛金をファクタリング会社が買取り現金化する

 

手数料はファクタリングの種類だけでなく、ファクタリング会社が買取る売掛金のリスクの大きさによって決まります。

 

買取ファクタリング

買取ファクタリングでは、ファクタリング会社が買取った売掛金が回収できなくなる貸倒リスクの大きさが手数料を左右します。

優良な上場企業の売掛金なら、倒産してしまい売掛金が回収できなくなるといったリスクも低いと判断されるでしょう。

しかし名も知れぬ規模も小さな会社の売掛金や、財務状況が悪化している企業などの場合はいつつぶれてしまうかわかりません。

もし倒産してしまえば、その未回収リスクはファクタリング会社が負うことになってしまうため、貸倒リスクが低いと判断できる企業の売掛金を売却することがポイントです。

 

医療報酬ファクタリング・介護報酬ファクタリング

医療報酬・介護報酬・調剤報酬など、いずれも保険機関から支払われる報酬は売掛先が公的機関のため、未回収となるリスクはほぼないといってよいでしょう。

ただ、報酬が請求機関に入金されるまで2か月程度かかるため、資金繰り改善のために医療報酬ファクタリングなどが方法として利用されています。

そして売掛先が公的機関のため、取引先にファクタリングを利用することを知られたくないと気にする必要はありません。そのため2社間ではなく手数料の安い3社間ファクタリングで契約することが一般的です。

 

国際ファクタリング

国際ファクタリングは国際的な輸出取引で利用できるサービスで、海外のファクタリング業者と連携しながら、海外の販売先の売掛金を現金化します。

国際ファクタリングでは手間のかかる信用状などの開設を避け、簡易的に手続きを進めることができ、手数料も安く済ませることができます。

主にみずほファクターなどのメガバンク系ファクタリング会社の独壇場となっており、3社間ファクタリングで契約されます。

なお国際ファクタリングで注意しておきたいのは、カントリーリスクまではカバーしきれないという点です。

 

2社間か3社間かで異なる

ファクタリングには複数種類がありますが、どのファクタリングで契約するかにより、2社間か3社間か違ってきます。

たとえば買取ファクタリングの場合は、ファクタリング会社にもよりますが2社間と3社間、どちらも利用可能です。

しかし医療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリング、国際ファクタリングなどは3社間で取引が行われます。

 

2社間ファクタリングの手数料相場

2社間ファクタリングとは、利用者とファクタリング会社の2社の間で契約を結ぶ方法です。メリットは売掛先に知られずファクタリングで資金調達できることですが、利用者はファクタリング会社に代わり、売掛先から売掛金の回収を行うことが必要です。

回収後はファクタリング会社に売掛金を支払いますが、この間に利用者が売掛金を別の資金に充ててしまう流用のリスクが発生します。

そのため2社間ファクタリングの手数料相場は10~20%と比較的高めです。

2社間ファクタリングは歴史がまだ浅いため、銀行など大手金融系のファクタリング会社は参入しておらず、主に独立系と呼ばれるファクタリング会社が得意とする契約方法といえます。

 

3社間ファクタリングの手数料相場

3社間ファクタリングでは、利用者とファクタリング会社、そして売掛先で契約を結びます。売掛先に債権譲渡通知を送り、承諾を得た上での取引となるため、売掛金も直接ファクタリング会社が回収します。

そのため、回収した売掛金を利用者に流用されるリスクがなく、手数料相場も平均1%~9%と比較的安めです。

 

種類ごとの手数料相場

おおよその目安として、ファクタリングの種類ごとの手数料相場は以下のとおりです。

  • ・買取ファクタリング…2社間10~20% 3社間1~9%
  • ・医療報酬ファクタリング・介護報酬ファクタリング…1~2%
  • ・国際ファクタリング…1~2%

 

その他手数料を決める要素

ファクタリングで利用者が負担する手数料は、契約が2社間か3社間かという以外にも、次のような要素で決まります。

 

売掛先の信用力の高さ

ファクタリングは銀行融資やビジネスローンなどの審査のように、利用者の信用力を重視することはありません。

ファクタリング会社は、売掛先が売掛金を期日通り支払い、間違いなく回収できるかを重視します。

そのため売掛先の信用力が高ければ手数料は抑えることができますが、信用力の低い企業の売掛金を売る場合に手数料が高めに設定されやすくなります。

 

初回か2回目以降の契約か

初めてファクタリングで資金調達したいと相談を持ち掛けてきた相手よりも、すでに取引をしたことのある相手のほうが、実績を積んでいるためファクタリング会社側としても安心して契約できます。

そのためすでに利用履歴があり、売掛金が回収できる実績があるほうが、手数料は安く設定されるといえるでしょう。

2回目以降の利用という場合はもちろん、他社からの乗り換えというケースも同様です。

 

売掛金の債権額の大きさ

ファクタリングを業として営むファクタリング会社は、非営利ではなく営利目的で運営しています。

そのため手数料から利益を得なければなりませんが、売掛金の債権額が大きいほど人件費など諸経費を差し引いても利益が多く残りやすいため、手数料も安く設定されることでしょう。

 

利用者の人柄も大切

お金を借りるときは、利用者の返済能力などを重視した審査を行うことになります。審査で信用力が不足していると判断した場合は、担保や保証人を求めることとなるでしょう。

しかしファクタリングは原則、銀行融資のように担保や保証人を必要とせず、利用者の信用を頼りに契約を結ぶ売買取引です。

一切の保証もない相手に資金供給することになるため、面談での利用者の人柄も大切といえます。

 

手数料を構成する費用

ファクタリングの手数料を決める要素は理解できたものの、そもそもどのような費用を請求されることになるのか知っておかなければ、安心して支払うことはできません。

ファクタリングの手数料はすべてファクタリング会社の利益になるのではなく、契約書に貼る印紙代などの実費なども含んだ金額です。

そして2社間ファクタリングの場合、手数料の多くを占めるのが債権譲渡登記にかかる費用といえるため、登記が契約の要件となっているファクタリング会社の手数料は注意が必要といえます。

債権譲渡登記が必要な場合、登録免許税や登記事項証明書などの実費以外にも、登記申請を依頼する司法書士に対する報酬も請求されます。

結果、登記だけで5~10万円費用がかかることになると認識しておくべきでしょう。

他にもファクタリング会社によっては、審査手数料や出張面談の際の交通費などの実費を別途請求されることもあります。

 

手数料の消費税の取り扱い

ファクタリングで手数料を支払ったとき、消費税はかかるのか気になることでしょう。

しかし金融取引で債権の売買で発生する手数料は非課税取引と定めがあるため、ファクタリングで発生する手数料も消費税はかかりません。

ファクタリングと似た手法に手形割引がありますが、この際に発生する割引料も、期日が到来していない債権の現金化であるため支払利息類似取引として非課税の扱いです。

手形割引は融資とみなされますが、ファクタリングは土台としている取引は異なりますが、ファクタリング手数料、手形割引料はともに非課税となります。

 

まとめ

ファクタリングは急いで資金を調達しなければならない場面で活用でき、仕入れ代金や従業員の給料に充てるお金がないときにもスムーズに現金を手に入れることができる手法です。

ただし利用するときには手数料が発生し、その割合は業者が負担するリスクの大きさで決まります。リスクが大きいと判断されれば、その分手数料は高めに設定されると認識しておきましょう。

他にも2社間か3社間か、売掛金の債権額や利用回数など様々な要素が加味されますが、いずれにしてもファクタリング会社独自の審査で計算されます。

そのためファクタリング会社選びが重要ですが、どの業者の審査が柔軟で手数料が安めに設定されるかというと、優良な業者ほど手数料は低めなのでおすすめです。

当サイトでも、口コミランキングなどでも上位に表示され、信頼できる優良なファクタリング会社を複数紹介しています。手数料が高い業者や、違法な悪徳業者と契約してしまわないためにも、ぜひ業者選びの参考にご利用ください。