売掛け金の残高がマイナスに!知っておきたい対処法と注意点


売掛け金の管理というのは非常に気を使うもので、いつも気をつけて帳簿の記載をしていてもついつい売掛け金に誤差が出てしまったり、売掛け金がマイナスになってしまうことがあるかもしれません。売掛け金残高がマイナスになっている時にはいくつか注意しなければいけないポイントがあり、適切な対処を誤ってしまうと売掛け金の計算が合わず、年度末の会計に支障が出てしまいます。売掛け金残高がマイナスになった時の対処法を身につけましょう。

1そもそも売掛け金とは

売掛け金というのは現在広く行われている掛取引の際に発生するもので、いわゆるツケ払いのようなものです。販売業者が商品を納品した後にすぐに費用の支払いが行われるというのは非常にシンプルな取引の形態なのですが、このやり方では数百万単位の費用の支払いを行うのが難しくなってしまいます。このため、現在では商品の納入を行ってから期日を定めて支払いを行う掛け取引が一般化しているのです。

売掛け金は会計帳簿上は売掛け債権と呼ばれる債権の一つで、この債権を保有している場合には会計帳簿にもしっかりと記載しておかなければ誤差を生んでしまったり、年間の売上金をしっかりと把握することができなくなってしまうので、簿記について正しい知識を身につける必要があります。

2掛取引で気をつけたいのが会計帳簿の誤差

掛取引で注意したいのが、会計帳簿の誤差です。売掛け金が発生するということはどうしても支払いのタイミングがずれてしまったり、売掛け金の回収にトラブルがあったりと様々な要因で誤差が発生する可能性があります。売掛け金の残高がマイナスになっていた時は特に注意が必要で、売掛け金残高がプラスになっていた時よりも慎重に対処しなくてはいけません。売掛け金の誤差への対処法をしっかりと理解しておきましょう。

・売掛け金がプラスになっていた時
売掛け金がプラスになっていた時は入金の不足や単なる人的なミスが考えられます。まずは実際に入金された金額と売掛け金との比較をしっかりと行い入金の不足が起こっていないかどうか確認をしていくと入金の誤差を確認することができるので、一度入金金額を確認してみるようにしましょう。

入金金額に誤りがない時には人的なミスが考えられます。パソコンを使って会計入力をしている時にタイプミスをしてしまったり、会計計算のエクセルファイルの関数の入力ミスなど人為的なミスは様々なタイミングで起こり得ます。考えられる原因をしっかりと分析し原因の究明に努めるようにしましょう。

・売掛け金がマイナスになっていた時
売掛け金がマイナスになっていた時に考えられるのが入金が多すぎてしまった場合と売掛け金の貸方と借方がずれてしまったり、逆になっている場合です。相手からの入金金額が多くなっている場合には商品の納入の数の不足や取引先企業の入金のミスが考えられるので、このような場合には互いの損失を解消するように応対を考えなくてはいけません。

売掛け金がマイナスになるというのは通常ではあり得ません。売掛け金がマイナスになっている時には会計管理のミスや会計情報のミスが必ずどこかにあるはずなので、しっかりと確認するように心がけましょう。

3売掛け金のマイナス残高を起こさないために

売掛け金のマイナス残高を起こさないためにはいくつかの対策があります。しっかりと対策を行うと会計計算の安定性を高めることができるだけでなく、売掛け金の管理が向上し、企業の経済活動の予測をより安定的に見通せるようになります。しっかりと対策を立て、売掛け金のマイナス残高の発生を防ぐようにしましょう。

・売掛け金の回収のサイクルを徹底する
売掛け金が発生してから売掛け金の支払いまでの期日が長い場合には人的なミスが発生したり、会計のトラブルが発生する一つの原因になります。売掛け金が発生してから支払いまでの期間にばらつきを持たせず、統一したルールを守っておくと売掛け金のトラブルを回避できます。しっかりと社内の業務管理を徹底し、ミスの出にくい仕組みになるように心がけましょう。

・支払いを滞らせない
売掛け金の支払いが滞ってしまうと売掛け金が残り続けてしまい、売掛け金残高がプラスに推移したままになり、会計帳簿の修正が必要になります。このようなトラブルを回避するためにも、まず売掛け金が発生する取引先企業の業績や経営状態には常に気を配っておく必要があります。売掛け金の支払いが遅れてしまうと自社の保有現金が減少してしまうので、経営の迅速さが失われてしまったり、望んだ企画を実現することができなくなってしまうことがあります。ファクタリング企業などの売掛け金の引き受けを行なっている企業を通じて売掛け金の回収をしたり、取引先企業と支払いスケジュールの相談をしておくと売掛け金の回収に役立ちます。

売掛け金の計上は日頃の売掛け金の取り扱いによってミスの寡多が左右されます。しっかりと注意するようにしましょう。