ベンチャーキャピタルの問題点を知って資金確保に務めよう


最近注目を集めているベンチャーキャピタル企業はスタートアップ企業や、業績の悪化した企業にとっての救世主のような存在です。しかし、その存立の意義をしっかりと把握したり、その問題点をしっかりと理解しておかないとベンチャーキャピタルの利用でトラブルを抱えてしまいます。ベンチャーキャピタル企業についてしっかりと理解し、適切な知識のもとで資金確保を行いましょう。

ベンチャーキャピタルはこんな会社

ベンチャーキャピタルという存在をしっかりと理解しなければその問題点を熟知できません。
ベンチャーキャピタルというのは株式や外貨ではなく企業自体に資金を投下し、その後企業が成長したのちにその資金と利益を回収する企業のことで、投資を行うために投資先企業の株式を購入し、企業の成長に合わせて様々なサポートを行ったり、経営指導を行う企業のことを言います。ベンチャーキャピタルはこのような投資の手法を取る性格上、投資を行う企業を見る目は非常に厳しく全ての企業がベンチャーキャピタルからの投資を受けることができる訳ではありませんが、投資を行う時には企業自体を大きく成長させることができるだけの非常に大きな資金を注ぎ込むことができるという特徴があります。
このため、多くのベンチャー企業がこれから成長したいと考える時にベンチャーキャピタルへの投資を依頼し、業績が上がると見込まれると理解を得られた場合には企業自体を大きく成長させる起爆剤のように働きかけてもらうのです。
このようなベンチャーキャピタル企業の存在は一見どの企業から見ても非常に魅力溢れる資金獲得手段に見えるかもしれませんが、実はこのようなベンチャーキャピタル企業の資金の投下法というのは全ての企業にとって嬉しい資金調達法ではなく、しっかりとその性質を理解しなければ厄介な問題に巻き込まれる原因になることを理解しておかなくてはいけないのです。

ベンチャーキャピタルの一般的な問題点

スタートアップ企業の成長に欠かすことができない存在なのがベンチャーキャピタルですが、実は日本のベンチャーキャピタル企業はいくつかの問題点を抱えていて、どうしてもこの問題点をしっかりと意識しておかなければうまいベンチャーキャピタル企業との付き合い方ができません。ベンチャーキャピタルは海外のものと日本のものでは大きくその性質が異なっています。日本のベンチャーキャピタルではなく、海外のベンチャーキャピタルのような存在を期待していると思ったような融資を受けられなかったり、期待していたような投資メリットを享受することができないので、しっかりと注意しておきましょう。

日本のベンチャーキャピタルの問題点

日本のベンチャーキャピタル企業は海外のベンチャーキャピタル企業とは幾分異なっている点があります。海外のベンチャーキャピタルはスタートアップ企業への支援や支援企業への手厚いサポートなどが一般化していますが、日本では実はこのようなイメージを持って投資を受けると思っていたのと違うような結果になってしまうことがあります。ベンチャー企業だけでなく、資金確保が必要な中小企業にとっても欠かせないものです。しっかりとその性質を熟知しておきましょう。

(1) 企業の母体が非常に偏っている
ベンチャーキャピタル企業の経営母体は海外の場合では様々な企業を母体にしていて、どのような企業に融資を依頼すべきか、またどのベンチャーキャピタルがどの業界に特化した投資を行っているのかとある程度の系列があるのですが、日本のベンチャーキャピタルは金融業や証券業などの企業が母体になったベンチャーキャピタル企業ばかりで、そのベンチャーキャピタルの経営方針や資金が母体となっている企業に拘束されやすいという特徴があります。このような状態ではもともと成長する実力があり、独力でもある程度の規模にまで企業を拡大することができる企業のみに投資が集まり、中小企業やスタートアップ企業が求めているような投資を受けることはできません。

日本の特徴とも言える企業の偏りにはしっかりと注意しておきましょう。

(2) ファンド形式の投資が少ない
日本の場合には投資家から資金を集め、その資金を運用するファンド形式のベンチャーキャピタルが非常に少ないという特徴があります。つまりは自己資金による運営が主体となっているベンチャーキャピタルばかりなので、資金の運用や投資金額などが限定されることが多く、融資を受けた資金のうち事業に回せる金額に大きな制限があると考えておくといいかもしれません。

(3) 投資先にも偏りが見られる

投資を行う相手の企業にもある程度の偏りが見られます。まず、投資を行うためにはその業種についての専門的な知識が必要になり、場合によっては科学的な技術や知識についてしっかりと理解や教養がなければいけないので、投資を期待する前にいくつか注意しなければいけません。

また、ベンチャーキャピタル企業の資金が自己資金で成り立っているため、投資の金額は他国の企業に比べて非常に小規模になりがちです。投資先の企業が得意としている業種についての知識が少ないということはどうしても企業の経営について関与することができません。このため、投資を受けた企業の経営方針について適切な経営サポートができなくなります。

また、投資対象となる企業は株式上場を目指す企業に偏りがある傾向があるので、株式上場を検討したり、これから株式上場できるだけの見込みがある企業以外では投資を受けられない可能性が出てきます。投資を申し込む際にしっかりと注意しながら投資の相談を進めるようにして行きましょう。

ベンチャーキャピタルに問題点はあるがメリットもある

ベンチャーキャピタルにはもちろんまだ問題点を残してはいますが、それ以上に大きなメリットもあります。ベンチャーキャピタル企業から受け取れる投資は企業の経営を安定化させる上で役に立つ重要な資金です。中にはベンチャーキャピタル企業の社員自信が投資先企業の経営にコミットし、しっかりと経営をサポートする例も数多くあり、投資先企業の業種についてしっかりと勉強しながら共に成長を促してくれるような存在の企業が多くあります。

まだまだ問題点は解決されていませんが、ベンチャーキャピタル企業は今後も期待できる存在です。企業の資金管調達の一つの候補として念頭におきながら利用するようにしましょう。