売掛金にまつわる計算式の活用法!経営に活かす着眼点


売掛金が発生するのは一般的な企業であれば当然のことです。この売掛金というのは一般的な会社員として勤務している限りはなかなか気にするものではないかもしれませんが、経営をする側にとっては常に注意しておかなければいけない非常に重要なポイントです。売掛金についての注意点、そして売掛金を分析するときに欠かせない計算式についてご紹介いたします。

1売掛金に要注意?経営者でなくてもリスクを知ろう

売掛金の取り扱いで注意しなければいけないのが常に一定のリスクが発生しているということです。売掛金は代金後払いの仕組みなので、基本的に代金未回収のリスクが常につきまとい、相手企業の倒産に巻き込まれ資金繰りが悪化したり、支払い遅延や取り込み詐欺などのリスクに常にさらされています。このため、売掛債権をしっかりと回収するために売掛金に関する適切な分析を行うことが何よりも重要だと言われているのです。

売掛金の取り扱いを誤ると黒字倒産のリスクにもなるので、売掛金の取り扱いは非常に重要です。しっかりと売掛金の内容を把握し、分析するためにも知識をつけておく必要があります。

2売掛金のリスクを分析するにはこの着眼点が必要

売掛金の分析を適切に行うためにはまず、売上債権回転期間と売上債権回転率に着目すると良いでしょう。売上債権回転期間は商品販売やサービス提供後に支払いが行われるまでの期間を表す数字で、この数字が短いほど売掛金として費用を保有している期間が短いということです。売上債権回転期間を算出するには売上債権を売上高で割り、365日をかけることで算出されるので、計算自体は非常に簡単なものです。

売上債権回転率は売上高を売上債権で割った値で、売上債権がどれだけ効率的に回収できているかを表します。この数字が大きくなるほど回収率が高いということなので、数字を見ながら回収可能な売掛金を分析し、しっかりと数値の改善する意識を持つ事が重要です。

売掛金に対して持つべき意識は決して経営者と従業員とで異なるものではありません。経営者が持つべき視点というのを従業員が共有している事は経営を考える上で欠かす事が出来ないポイントで、経営側がどのような着眼点で資金を管理しているのか、どのようなてんに注意して売掛金の回収の判断をしているのかを考える必要があります。このためにはしっかりと数字でわかる判断基準を持つ事が重要なので、経営者・従業員が売掛金についての取り扱いを相互に確認するタイミングを保有する必要があるでしょう。客観的な判断基準としてこれらの数式を活用するとお互いにスムーズな会社経営が出来ます。しっかりと有効活用をしていきましょう。

3売掛金の回収手段

売掛金の回収手段を考えるときに活躍する手法がファクタリングです。ファクタリングでは売掛金を回収するためにファクタリング企業に売掛債権を売却し、その手数料を支払う事で売掛債権を現金に変える方法です。売掛債権は債権として保有し続けている限りは利益であっても資金ではありません。資金として活用するためには多少の手数料を支払い、ファクタリングをする事も検討しなければいけません。

ファクタリングを行うときにはいくつかの判断基準を設けてファクタリング企業を選定していくと良いかもしれません。ファクタリング企業は非常に数が多く、まずは審査日数や手数料の金額、取り扱っている売掛債権の種類と金額について基準を設けておくと良いでしょう。

売掛債権の手数料というのは売掛債権の額面に対して一定割合でかかるもので企業の種類や売掛債権の種類、2社間・3社間のファクタリングのどのタイプなのかによって変わってきます。ファクタリングを考える上で欠かせない注目ポイントです。また、審査の日数を考えるのも非常に重要です。資金を早急に手に入れる必要がある場合には支払いのために行われる審査の日数が短いほうが都合が良いので、しっかりと注意しておくと良いでしょう。

ファクタリングを行うのは資金管理を考える上で欠かす事ができない存在ですが、このほかの手段も併用して手形の管理や資金管理を進めておくことは非常に重要です。売上債権回転率などの指標が悪化していても資金があれば経営を差し支えなく行う事ができます。ファクタリングと同時に複数の資金獲得を目指しておきましょう。

4売掛債権に関する計算は経営の基本

売掛債権に関する計算はキャッシュフロー計算書・損益計算書と合わせて考えたい大切な指標の一つです。売掛債権の改善を行うこととキャッシュフローの改善は密接に関係しているので、キャッシュフロー経営を考えるときに欠かせない経営の基本です。キャッシュフローの状況が悪く、売掛金の扱いを改善したいと思っているときには売上債権回転期間と売上債権回転率を確認するように徹底して見ましょう。具体的な数値を提示するのは経営改善スピードの向上に繋がります。数字を見える化して、より良い経営を行なってください。