売掛金の決算の注意点!未回収の売掛金はどうするの?


売掛金を回収することができないと資金が調達できません。このため、売掛金を取り扱う時にはどのタイミングで資金を獲得したのか、どのタイミングで売掛金が発生したのかということを常に考えなければならず、売掛金が発生している以上年末の決算には注意しなければいけません。特に売掛金は貸し倒れなどのリスクを常に抱えて居る者なので、売掛金の決算の知識は非常に重要です。売掛金の取り扱いで知っておきたい基本的な考え方について基礎知識を身につけておきましょう。

 

1掛売上を計上するタイミングとは?

売掛金が発生した時に気をつけておきたいのがいつ売掛金を算定するかという問題です。売掛金を売上として計上する時にやはり支払いの時のタイムラグが非常にきにもので、どのタイミングで支払いを行うべきか非常に頭を悩ませる者だと思います。売上というのは会社に収益が発生した瞬間に売上として記載することが決められていて、売上を収益として記載する時には売掛金が発生したタイミングで記載する必要があります。

簿記の基本の発生主義という考え方に則って売掛金を処理して居ると売掛債権が発生したタイミングで簿記の記載を行うので、売掛金に関しては決算のタイミングで新たに売掛金の計上をする必要はありません。

 

2売掛金が回収できない時には引当金を活用する

売掛金が回収できないというのは実は経営を行っているのであれば誰にでも起こりうる問題です。売掛金というのは法律上は売掛債権という債権の一種で、売掛金が発生したということは相手に対して売掛金の支払いを求める一定の権利を持っているということです。

この債権というのは通常相手に支払いを行う義務、つまり債権が同時に発生することになるので、売掛金などの債務を持っている相手は債権者に対して支払いの義務が発生します。しかし、相手の企業が倒産をしてしまった時や破産をしてしまった時にはこの支払いができなくなってしまい、いわゆる債務不履行という状態が発生します。

このような不良債権を抱えてしまった場合には通常相手に対して督促を行い、支払いが得られない場合には裁判を通じて債権存在の確認を行い必要に応じて財産の差し押さえなどを行うことになるのですが、現実的に倒産した相手に対して差し押さえを行ったとしても利益を得ることができません。

このため、貸し倒れにあってしまった時にはまず貸し倒れ引当金という科目で損失を計上しておくことが必要になるのです。

損失が発生しないままで売掛債権を持ち続けていると会社の収益が増えたままになっていることになり、売掛金未回収の分の損失を計上することで正確な金額で税金の申告ができます。

売掛金は貸し倒れのリスクが常につきまとっているので、売掛金の金額が大きくなっている時には売掛金の売却などの手段を使ってしっかりと貸し倒れのリスクコントロールをするようにしましょう。

3売掛金を売却する方法とは?

売掛金の売却というのはあまり馴染みがないことかもしれませんが、簡単にいうと手形の割引と同じように考えることができます。手形の割引というのは銀行や手形の割引を行う企業に手形を売却し、手形の額面に対して一定の手数料を支払うことで資金を早期に獲得する仕組みのことで、手形の割引を行うことで多くの企業が利益を得ています。手形というのは一度手形が振り出されてから支払いを受けるまでに非常に長い期間がかかるので、売掛金と同様に資金不足を生み出す原因でした。このため、この手形の割引が発達し現在はファクタリングとして多くの企業が売掛金の売却を行って資金獲得を行っているのです。

ファクタリングを行う時にはまずファクタリング企業を選び、自分が利用している売掛債権の売却を検討します。売掛債権の種類が特殊な場合には売掛金の売却ができる企業が限られているので、企業選びを行う時に注意しなければいけません。

売掛金のファクタリングを依頼する企業が決まった後には売掛金のファクタリングを行うために審査を受けなければいけません。審査自体は非常に短時間で終わる場合もあれば最長で2〜3日ほどかかる場合もあるので、売掛金を急いで支払って欲しい場合には審査日数が短い企業を選ぶといいかもしれません。

ファクタリングには手形の割引と同様に手数料がかかるので、手数料に注目するのも非常に重要です。手数料は2社間のファクタリングと3社間のファクタリングとで大きく相場が異なっていて、2社間ファクタリングの方が手数料が高くなります。相手企業にファクタリングの利用が知れてしまっても問題ない場合には3社間のファクタリングを利用して手数料を抑えながら資金調達を行うことが重要でしょう。

売掛金の回収は企業内部の資金の流動性を高めることになるので非常に重要な着眼点です。企業内部を流動する資金が増えることで売上の大幅な増加にもつなげることができるので、しっかりと売掛金の回収を行い適切な経営を行うように心がけましょう。