売掛金と売上の関係に要注意!知っておきたい基礎知識


売掛金と売上の関係で注意しておきたいのが売上と売掛金との乖離です。二つの数字が実は関連はしているものの離れてしまっているというのは非常に厄介なことです。

1 売掛金はリスクになる

売掛金を取り扱うのは今現在の商取引を続けて行く上でどうしても欠かすことができないものですが、実は売掛金というのは経営上のリスクになるということを皆さんは理解しているでしょうか。

売掛金というのは売り上げが発生した時点で会計として計上する必要があり、この会計として計上したタイミングと売掛金が支払われる差が原因で様々な問題が発生してしまいます。売掛金は売上のように見えるものですが、実際に支払いが発生するまで1〜2ヶ月程度のタイムラグが発生してしまうので、この間の資金不足や貸し倒れなどのリスクを常に抱えてしまいます。

実際に不景気になっている業界では企業倒産や企業の業績の不信などによって貸し倒れが発生したり、売掛金のリスケジュールなどが原因で支払いが遅れることがあり、資金不足の大きな原因になることが知られています。売掛金というのはあまり目立つものではありませんが、会社にとってリスクになるものだと意識してしっかりと管理をするように気をつけておきましょう。

 

2 3つの着眼点でリスクをコントロールしよう

売掛金の管理で大切なのがいくつかの着眼点です。まず最初に意識しなければならないのが売掛金の管理台帳の作成です。売掛金がどのようになっているのか、支払われているのか、それともリスケジュールの対象になっているのかなどの着眼点を持って売掛金管理台帳を作成しておくと非常に役立ちます。特に得意先ごとに売掛金の支払い状況がわかるようになっていると扱いに役立つので、まずは得意先別の管理台帳を作成する事をお勧めします。

この他にも、得意先別ではなく未収金の売掛金だけを集めた管理台帳を作成しておくと会社の資金管理に役立ちます。しっかりと売掛金の状態を把握するように売掛金の管理や資金のコントロールに携わる社員全員で把握するようにしましょう。

次に注意したいのが売上債権回転期間です。売上債権回転期間というのは売上債権を売掛金で割、365を掛けた値のことで、売掛債権を回収するまでにかかる日数や期間を表した数値です。売上債権回転期間はその期間が短いほど売掛金が素早く現金化しているという証拠です。こちらも企業別の売上と売掛金の関係を把握するようにしておくと非常に役立つので、しっかりと確認するようにしましょう。

3つ目の着眼点は売掛債権回転率です。売掛債権回転率はどれくらい効率よく売掛金の回収に成功しているのかを表す指標で、売上高を売上債権の金額で割ることで出てきます。この指標は数字が大きいほどよりよく資金が循環しているという証拠になります。資金というのは蓄えているだけでは利益を生み出すことがなく、資金は循環しなければ全く利益を生み出すことがありません。

資金が循環することで事業の拡大や設備投資の向上などの企業の成長に欠かすことができない要素に資金を回すことができます。企業の成長を考える場合にはこのような資金の循環にしっかりと目を向けることが重要です。企業の循環をうまく行うためにも適切な売掛金の管理をするようにしましょう。

 

3 ファクタリングで安全確保!

売掛金の回収を行うためには貸借対照表などの企業の状態を把握する指標と合わせて考えることが重要になります。特にキャッシュフローの停滞が起こっている場合には売掛金などの資金停滞の原因にしっかりと対処しておくことが重要で、売掛金の回収にしっかりとコミットしなければいけません。

このためにはファクタリングを有効活用する必要が出てきます。ファクタリングというのは売掛金を現金にかえる事で、売掛金をファクタリング企業という企業に売却することで売掛金を現金にすぐに変える事ができます。

ファクタリングを利用するときにはまず、ファクタリング企業を選び抱えている売掛債権を現金化できる企業に依頼を立てます。このときに売掛金を抱えている企業の審査を受ける必要があり、この企業の審査にはだいたい半日〜3日程度かかります。

売掛金が支払われるのはこの後になるので、資金を早く調達したい場合には売掛金の審査の日数が短い企業を選ぶようにしましょう。また、売掛金の金額に応じて手数料を支払う必要があり、手数料の金額にもしっかりと注目しておく必要があります。

売掛金が早期に現金化するのは手数料こそかかりますが、現金がすぐに手に入るというのは経営上非常に大きなメリットがあります。資金が不足してしまうと売上では非常に利益が出ているように見えても、資金繰が悪化して経営が傾き、やがて黒字倒産などのトラブルを抱える原因になってしまいます。売掛金の管理で悩む事があった場合にはすぐにファクタリングなどの売掛金の流動化を行うように気をつけてみましょう。