ファクタリング会社の収益モデル

ファクタリング会社目線で儲けの仕組みを解説していきましょう。
「手数料数%~」と記載されていると、とても良心的で利益なんて出ているの?と思うかもしれません。

しかしファクタリング会社もボランティアではありませんので、しっかりと収益計算をした上で儲けを出しています。

確実性重視の3社間取引

3社間取引は手数料の安さが利点ですが、ファクタリング会社側の都合を考えた場合には低リスク・ミドルリターンの商売だと言えるでしょう。
3社間取引では、債権譲渡登記で売上金の入金先はファクタリング会社の口座になりますので回収リスクが極めて低い取引になります。
仮に支払いを拒否された場合、債務不履行として裁判所経由により売掛先の資産や預金の差し押さえも可能です。

そのような中で唯一回収が困難に陥るのは、売掛先企業が倒産してしまうケースですが、まともな金融企業なら事前調査や審査段階で倒産する危険信号を見極めることができます。そのため売掛先企業が倒産してしまった場合には、ある意味ファクタリング会社の自己責任であると言えるしょう。

肝心の儲けは、3~5%が手数料相場となり、一般的に買取金額が上がれば割引率は下がります。

3社間での利益例

  • 100万円を5%で買取した場合の
    ファクタリング会社利益5万円
  • 1,000万円を3%で買取した場合の
    ファクタリング会社利益30万円

この例から判断できるように少額の買取になると業者側のメリットが薄いため、買取の下限値を定めているケースもあります。

収益重視の2社間取引

ファクタリング会社からするとハイリスク・ハイリターンな取引であるのが2社間取引です。
早期入金が必要なニーズに答える形となり、売掛先に対する通知も債権譲渡登記もない状態でファクタリング会社が買取を行うことになります。

平たく言うと信用貸しとなるので、業者側には常に飛ばれてしまうリスクがついて回ります。
そのため3社間の場合、5~10倍の手数料が相場となり、回収リスクの代わりに高額な手数料を提供するといったビジネスモデルと言えるでしょう。

2社間での利益例

  • 100万円を20%で買取した場合の
    ファクタリング会社利益20万円
  • 1,000万円を15%で買取した場合の
    ファクタリング会社利益150万円

2社間になると3社間とは比べ物にならないほど膨大な儲けが期待できるため、回収が焦げ付いてしまうリスクを承知しても積極的に買取を進める会社が後を経たない状態です。

本当にオイシイのは、利用が継続すること

ここまではあくまでも単発的な利用を想定した場合の話です。
これだけでも十分に儲けが出ていますが、さらに業者側にとってオイシイのが継続利用です。

ファクタリングは翌月がキツイ

未来の入金を前倒ししたことによって、直近の収支は安定するでしょう。しかし裏を返せば翌月以降の経営を圧迫することになるのも事実です。
手数料分が割り引かれてしまい、身入りが減少しているので事業としての利益は確実に減っている状態になります。
売掛金現金化で切り抜けたとしても、翌月末にまた同じように苦しくなれば更に先の売掛金に手を付けるパターンも考えられます。

業者の思う壺に?

このような自転車操業が始まってしまうと、短期間で健全化することが難しく、毎月決まってファクタリングを実行することになります。
ファクタリング会社側からすると、新規営業も不要である超上客が出来上がることになるので手数料搾取がエンドレスに行われることになります。

このように2次利用、3次利用と考えた場合、非常に利益率が良い儲かるビジネスモデルだと言えるでしょう。