ノンバンクのファクタリングと銀行のファクタリングの違い


ファクタリングは、基本的にはノンバンクで実施されているのをイメージする方が多いと思います。実際にファクタリングのほとんどはノンバンクで実施されています。しかし銀行でもファクタリングが行われている事実があります。

こちらでは銀行が実施しているファクタリングと銀行が行っているファクタリングの違いを明らかにします。より有利な方を選びたい、という経営者の方も多いでしょう。一方で、余裕がないので審査が緩いとされる方を選びたい、という方もいるのではありませんか。

こちらでは条件面での違いや審査難易度に違いを中心にノンバンクと銀行のファクタリングを比較していきます。

 

取引内容に違いあり

・ノンバンクのファクタリング・・・3社間取引だけでなく2社間取引も実施している
・銀行のファクタリング・・・基本的に3社間取引がメインであり、2社間取引が実施されるケースは少ない

ファクタリングには2社間取引と3社間取引があります。どちらを選択するかによって、取引内容には大きな違いが出てきます。
ノンバンクについては3社間取引だけではなく、2社間取引も行われています。選択性があるので、自分の好きな方を選択できる、といったメリットが有るわけです。
一方で銀行に関しては、ほとんどの取引が3社間取引となっています。2社間取引が実施されるケースは稀となっているので、選択性はそれほどありません。

・2社間取引と3社間取引の違いとは?

2社間取引に関しては、売掛先に対して連絡がされることはありません。自社とファクタリング業者のみが売掛金の譲渡を把握した状態で取引ができるのです。よって売掛先に知られることなくファクタリングによる資金調達が可能です。リスクが少ない取引方法となります。

3社間取引に関しては売掛先に対して通知がされます。売掛金が譲渡された旨が知られてしまうのです。自社の評価が下がってしまう恐れがあるわけですが、手数料的にはメリットがあります。3社間取引は2社間取引に比べて手数料が低く抑えられているのです。結果的に入ってくるお金は多くなります。

 

審査難易度に違いあり

・ノンバンクのファクタリング・・・審査難易度は低め
・銀行のファクタリング・・・審査難易度は高め

ファクタリングの審査に関しては、対象となるのは基本的に売掛先です。売掛金については売掛先が支払うものなので、自社はあまり関係ありません。審査する側としては、売掛側の経営状態が気になるわけです。

ノンバンクであろうと銀行であろうと、基本的な審査対象先(売掛先)には違いがありません。しかし審査難易度に関しては大きな違いが出てくるのです。

ノンバンクは審査難易度がそれほど高くありません。その理由の一つに「手数料が高めであるから」というものがあります。要は手数料を高めに設定することでリスクを低くしているのです。仮に貸倒れ率が高かったとしても利益率が高く設定されているのでカバーできます。よってノンバンクは審査難易度を低くできるわけです。

銀行は審査難易度が高くなっています。ノンバンクとは逆に手数料が低く設定されているのがその原因です。
手数料が低く設定されているということは、貸倒れが発生するとそのマイナス分を回収するためにはかなりの取引をこなさなければなりません。よって貸し倒れがなるべく発生しないように一つ一つの審査を厳しくせざるを得ないのです。

 

資金調達スピードに違いあり

・ノンバンクのファクタリング・・・資金調達スピードは速め
・銀行のファクタリング・・・資金調達速度は遅め

ノンバンクに関しては最短即日の資金調達も可能となっています。そもそもファクタリングのメリットに「調達速度が早い」というものがあるのです。

一方で銀行に関しては審査に比較的時間を掛けてきます。前述したように銀行のファクタリングは審査が厳しいです。審査では細かい部分もチェックしてくるので、結果的に時間がかかってしまうわけです。

銀行のファクタリングは時間がかかると言っても、審査に関しては基本的に1週間以内で終了します。一般的な企業向けの銀行融資を比較しても早めの設定になっているので、気にしない方がいることも事実です。

 

手数料に違いあり

・ノンバンクのファクタリング・・・手数料率が高めに設定されている
・銀行のファクタリング・・・手数料率が低めに設定されている

手数料については銀行のほうが有利な設定となっています。
その理由については、前述した取引の種類が大きく関わっています。

ノンバンクでは手数料率が高めの2社間取引も実施しています。一方で銀行のファクタリングは基本的に3社間取引を実施しているのです。3社間取引は手数料率が低めに設定されています。手数料の違いに関しては取引内容が主に関わっている、と考えてもらって間違いではありません。

ちなみにノンバンクの手数料率は10%から30%前後に設定されることが多いです。
銀行の手数料率は10%以下になることが多くなっています。