ファクタリングはお金を借りず資金を調達できること以外にもいろいろなメリットが!


ファクタリングは手元の資金を増やす目的以外にも、リスク回避など様々な活用方法やメリットがあります。

近年、中小企業から注目を集めている資金調達の方法ですが、具体的にどのようなメリットで人気が高まっているのか徹底解説していきます。

 

ファクタリングでできる資金調達とは?

ファクタリングとは、保有する売掛金(売掛債権)を現金化させて資金を調達する仕組みのことです。

商品やサービスを販売や提供しても、事業者間では掛け取引が一般的のため、売掛金が発生します。

取引先に代金を請求したものの、まだ入金予定の期日まで一定期間空いている場合、回収できるまでの間で資金が足らなくなることもあるでしょう。

そのような場合、ファクタリングを使えば未回収の売掛金が現金化され、手元の現金を増やすことができることは大きなメリットです。

 

ファクタリングのメリットはコレ!

たとえば当月末に300万円の支払い予定があるものの、手元には100万円しかなく200万円不足しているとします。

しかし来月末になれば500万円の売掛金を回収できる予定がある場合、来月末入金予定の売掛金をファクタリング会社に売却し、現金化させれば手元のお金が増え支払いに充てることが可能です。

将来受け取る予定の売掛金が、期日まで待つことなくすぐに入金されることがファクタリング最大のメリットといえます。

 

ファクタリングで売掛金が現金化されるまでの流れ

ファクタリングのメリットに魅力を感じ、資金調達に活用したいと考えたとしても、売掛金を保有していなければ利用できません。

未回収の売掛金を保有しているなら、ファクタリング会社にいくらで買い取ってもらえるか見積もりを依頼しましょう。

簡易な審査である程度の買取金額が提示され、その金額で納得できれば契約を結び売掛金を買い取ってもらうことになります。

このとき、一定の買取手数料が発生しますので、手元に入金されるのは手数料を差し引いた残りです。

その後、期日になると取引先から売掛金が入金され、ファクタリング会社がその代金を回収します。

 

売掛債権担保融資(ABL)よりメリットは大きい?

ファクタリングは売掛金を売却して現金化し手元のお金を増やす方法ですが、同じく売掛金を使う資金調達の手法として売掛債権担保融資(ABL)があります。

売掛債権担保融資(ABL)とは、売掛金を売却するのではなく担保にしてお金を借りる方法です。

売掛金を担保にするためには、取引先に通知を行う・取引先から得る・債権譲渡登記を行うという3つのいずれかを必要とします。

取引先に売掛金を担保にお金を借りることを知られたくないのなら、債権譲渡登記を行えばよいのですが、登記情報なので誰でも閲覧が可能となり取引先や銀行に結局知られる可能性があります。

しかしファクタリングの場合、ファクタリング会社とのみ契約すればよい2社間ファクタリングを利用することで、取引先に知られず資金調達が可能です。

ファクタリング会社によっては、2社間ファクタリングで契約する場合には債権譲渡登記を必要とするケースもあります。しかしすべてのファクタリング会社ではなく、中には未登記という形式で契約してくれる業者もあるため利用しやすいことがメリットといえます。

 

具体的にファクタリングはその他どのようなメリットが?

ファクタリングのメリットは他にも次のようにいろいろあります。具体的にどのようなメリットがあるのか確認しておきましょう。

 

取引先倒産による未回収リスクを回避

ファクタリング会社に売掛金を売却した後、仮に取引先が倒産し債権が未回収となってしまったら…。そのような不安を感じてファクタリングを利用できない経営者もいることでしょう。

しかしファクタリングは、倒産により売掛金が回収できなくなったとしても、その貸倒リスクの責任を負う必要はありません。

売掛金を売却すると同時に手元にため、取引先倒産による貸倒リスク回避に活用できることもファクタリングのメリットです。

 

資金調達までのスピードがはやい

ファクタリングは売掛債権の売買により資金を調達する方法のため、お金を借りるわけではないことがメリットにつながります。

まず中小企業や個人事業主などが資金調達しようと考えたとき、真っ先に思い浮かぶのは民間銀行や政府系金融機関(日本政策金融公庫)からの融資、もしくはビジネスローンなどでしょう。

しかしいずれの方法も、審査が通らなければお金を借りることはできません。

ノンバンクのビジネスローンなどは比較的審査のハードルが低めですが、税金など滞納している場合や赤字決算の場合には融資を受けることは難しくなります。

仮に審査に通っても、高い金利で設定された利息が発生し、長く利用し続ければ資金繰りは間違いなく悪化してしまうでしょう。

しかしファクタリングなら、審査そのものが柔軟であり、手数料はかかっても現金化までのスピードはかなりはやめであることがメリットです。

はやければ即日、売掛金を現金化させることも可能であり、担保や保証人ももちろん必要ありません。

信用情報に影響することもないため、一時的な資金調達後に銀行融資を検討している場合にもメリットがあるといえます。

 

ただしデメリットにも注意しておくことが必要

ファクタリングは融資を受けて資金調達するよりもメリットが大きいとはいえ、デメリットがまったくないわけではなく、次のようなことに注意が必要です。

 

ファクタリング会社によって債権譲渡登記が必要な場合がある

ファクタリング会社によって、2社間ファクタリングで契約するときには、先に述べた通り債権譲渡登記を必須要件としていることがあります。

ファクタリングで資金調達後、銀行に融資を受けることを予定している場合、売掛金が譲渡されている事実を銀行に知られてしまえば審査は不利になってしまうでしょう。

この場合、必ず2社間ファクタリングでも債権譲渡登記を必要としない業者を選ぶようにしてください。

 

ただし2社間ファクタリングは手数料が高め

ファクタリングで発生する手数料は、取引先を含め契約を結ぶ3社間ファクタリングの場合は1~5%と割安であるのに対し、2社間ファクタリングでは10~20%が一般的な相場です。

2社間ファクタリングのほうが手数料は高めに設定される上、うっかり悪徳業者と契約してしまえばさらに高い手数料を請求されてしまいます。

必ず事前に複数社から見積もりを取得し、保有する売掛金の売却相場を確認した上で、信頼できるファクタリング会社を選ぶようにしてください。

 

まとめ

ファクタリングのメリットはいろいろありますが、すぐに資金を調達しなければならないという場合にも対応できる方法です。

ファクタリング会社によっては即日審査を終わらせて現金化してくれるところもありますが、その分、高い手数料を請求されてしまえば十分な資金調達につながらなくなります。特にファクタリング業界では悪徳業者も横行しているため、ファクタリング会社選びでは注意が欠かせません。

債権譲渡登記が必要という場合にも、別途実費で登記にかかる費用などを支払うこととなり、手元に残るお金がかなり目減りすることになるでしょう。

そのため事前に複数社から見積もりを取得し、債権譲渡登記は必要なのか・いつ現金化が可能になるのか確認し、十分比較した上で信頼できるファクタリング会社を選ぶようにしてください。