中小企業が抱える資金調達の問題点を解消する方法とは?


中小企業の経営者が、スムーズに資金調達できていないことに悩みを抱えているのは、何が問題点なのか気がついていないからです。

会社経営を継続させるためには中小企業特有の問題点を把握し、スムーズな資金調達を実現させていくことが必要となります。

中小企業は大企業と異なり、利用できる資金調達の方法が限られていることがまず問題点ですが、ではどのように解決させていくべきか徹底解説していきます。

 

中小企業の資金調達の現状

中小企業が資金を調達することを必要とする目的は、成長ステージにより変化します。

会社の成長ステージは、成長初期・成長拡大期・安定期に分けることができますが、特に成長初期の資金調達は重要です。

成長初期は、これから事業を軌道に乗せていくタイミングであり、研究開発などに資金を必要とします。

しかし十分に実績が出ていない状況なので、民間の銀行などからスムーズに融資を受けることが難しく、資金調達先の確保が問題点です。

 

中小企業の資金調達の問題点

中小企業の資金調達の問題として、まず資金調達先を確保できないことが挙げられます。

中小企業やベンチャー企業は、銀行など金融機関から融資を受ける方法に依存する一方で、実際にはお金を借りることができない状態です。

それは、大企業よりも規模が小さく、社会的な信用性が低いことが関係します。

また、創業から間もない企業の場合、実績がなく初期投資により赤字経営となっているため、貸し付けに積極的に対応する民間銀行は少なくなります。

 

大企業が優先されがち

国内銀行から企業に対する融資額を見ると、バブル崩壊から90年代後半まで大きな落ち込みを見せています。リーマンショック以降、大企業は回復しているものの中小企業は横ばい状態のままで、依然として借入れに頼ることは難しい状況です。

大企業は決算など公表するのに対し、中小企業はその必要はないため、民間銀行も中小企業の事業性評価が十分にできていないことが関係します。

結果的に民間銀行はリスクが比較的低めの大企業にばかり対応し、中小企業には資金が回らない状況を作ってしまっているといえるでしょう。

 

出資を受けたり社債利用したりは困難であることも問題点

民間銀行から融資を受けて資金を調達できないなら、出資してもらったり社債を発行したりなどを検討できれば問題は解決します。

しかし知名度の低い中小企業は、簡単に資金を援助してもらえないことも問題点です。

規模が小さいほど借入れに依存する傾向が高いですが、よほど急成長が見込めるベンチャー企業でもない限りは、出資や社債で資金調達することは難しいと考えられます。

 

中小企業の資金調達の問題点を解決できる方法

民間銀行から融資を受けて資金を調達することが難しい中小企業でも、次のような方法であれば利用できる可能性が高いといえます。

 

政府系金融機関から融資を受ける

政府系金融機関である日本政策金融公庫や商工組合中央金庫(商工中金)などは、国が運営する金融機関です。

そのため、創業支援や災害が発生したときの資金融通など、民間銀行で対応できない分野でも積極的に対応してくれます。

無担保・無保証人・低利で融資を受けることができ、創業間もないベンチャーなどでも相談できることが特徴です。

 

自治体などの制度融資を利用する

地方自治体や商工会・商工会議所など支援機関と、金融機関・信用保証協会が連携して行うのが制度融資です。

無担保・無保証人・低利で融資を受けることが可能となるため、こちらも利用を検討しましょう。信用保証協会が信用保証を行い、自治体が信用保証料を補助してくれ、民間銀行は保証があることで安心して貸し付けができるという仕組みです。

自治体によって制度が異なる部分もあるため、詳細は直接問い合わせしてみることをおすすめします。

 

補助金・助成金を活用する

一定要件を満たすことで、返済不要の資金を調達できるのが補助金や助成金です。

補助金は生産性向上を目的として、中小企業の設備投資を支援する制度が継続して公募されています。

ただし、受給要件が高めであり、準備しなければならない必要書類も多岐に渡ります。申請すれば必ず採択されるわけではありませんし、補助金と助成金どちらも後払いで支給されるため準備段階では資金が調達できないことも留意しておく必要があります。

 

ファクタリングで売掛金を現金化

ファクタリングとは、中小企業が保有する売掛債権を早期に現金化する資金調達のサービスです。

将来的に入金される売掛債権はあっても、期日まで待たなければならず、それまでの現金が不足するときに有効な手法といえます。

ファクタリングを利用するときには手数料が必要であり、中には悪質な業者なども混ざっているため注意が必要ですが、信頼できる業者であれば親身に対応してくれます。

最短で即日資金調達できるファクタリング会社もあるため、業者に見極めが最も重要となるサービスといえるでしょう。